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バラ類 根頭がんしゅ病

文章執筆:植松清次 写真提供:植松清次(SU) ・西村十郎(JN)



 根や地際茎部、接ぎ木部に、表面がごつごつした大小さまざまなこぶを生じる。こぶは初め白色で、徐々に乾固して黒褐色のざらざらしたこぶとなり崩壊する。侵された株は周囲の株に比べ生育が若干劣るため、次第に競争に負けて、枯死する。




 病原はアグロバクテリウム ツメファシエンス(Agrobacterium tumefaciens)という細菌の一種で、1〜3本の鞭毛を有する1〜3×0.4〜0.8μmの棹状細菌である。14〜30℃で生育し、適温が22℃、死滅温度は51℃。多くの作物に本病を引き起こす多犯性の細菌である。
 病原細菌は傷口から侵入し、土壌伝染、接触伝染によって広がり、土壌中に長く生存する。したがって発病株は全身が汚染されている場合が多いので、接ぎ木用の母木には用いない。また、汚染株を切ったり、掘り起こしたりした刃物やスコップなどに病原細菌が付着して、健全株の切り口などを次々に汚染する。





 防除法には主に次の二つがあげられる。
・耕種的防除:本病が発生した汚染圃場に新たに植物を植え付けない。発病株は抜き取って焼却する。水耕栽培で発生した場合は、使用中のロックウールなどの資材を廃棄し、新しいものと交換する。または、ロックウールが数時間65℃以上になる湯温処理を行う。
・生物的防除:苗を移植あるいは定植のたびにバクテローズに浸漬する。20〜50倍希釈液に苗の根部を1時間浸漬処理し、根部が乾燥しないように速やかに植え付ける。その時、菌液を調整する水は滅菌用塩素を含まないものを用いること。



データ作成年月日:2006/04/01

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 病害の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
写真1(SU)


写真2(SU)


写真3(JN)


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