バーク堆肥(バークたいひ)
木材の皮や切りくずなどを発酵させて作った堆肥で、野菜や花の栽培に利用される。
パーゴラ
植物を誘引して立体的に仕立てるために用いる。基本構成は柱と梁で、柱はつる性植物を固定し、梁は這い上がってきた植物を横に広げるために必要。
バーナリゼーション
植物の春化、つまり花のもとをつくる段階を、人為的に経過させるために行う操作がバー
ナリゼーション(春化処理、しゅんかしょりともいう)で、その手段は低温にあわせる方法が普通である。低温の程度とそれを与える期間や処理する植物の生育度は、種類や品種によってちがい、グリーンプラント・バーナリ型とシード・バーナリ型に大別される。
バーミキュライト
鉱物を高熱加工したもので、茶褐色の光沢ある板状の粗粒。軽くて保水性・通気性に富み、無菌・無肥料の用土素材である。細かい種子の播種用土として優れるが、他の用土と配合しても用いられる。
パーライト
鉱物を高熱加工したもので、白色で軽い粗粒状の用土素材。水をよく吸収し、通気性に富む。このまま挿し木用土として用いられるほか、他の用土と配合しても用いられる。
灰色かび病(はいいろかびびょう)
ボトリチス病の項を参照。
バイオテクノロジー
生物体およびその機能を効率的に活用する技術。通常、遺伝子組換え、細胞融合、組織培養技術のほか、バイオリアクター技術(酵素や微生物の反応を効率的に行わせて物質を生産する技術)などを指すが、また様々な関連技術がある。
バイカラーコーン
スイートコーンのスーパースイートタイプで成熟期の粒色が黄色に30%程度の白い粒が混入する品種をいい、近年主力品種となっている。糖度が特に高く、種皮が柔らかい。
配合肥料(はいごうひりょう)
2種類以上の肥料を混ぜて、四要素の割合を作物に適するようにした肥料をいう。
倍数性育種(ばいすうせいいくしゅ)
染色体の数を倍加することによって新しい品種を育成する方法をいう。
這い性(はいせい)
茎や枝が立ち上がらず、地表を這うように伸びていく性質。
胚(珠)培養(はい(しゅ)ばいよう)
種間・属間など縁の遠い植物間の交配では、雑種胚が発育を停止し、やがて枯死するばあいがしばしばみられる。雑種胚が枯死する前に、胚や胚珠を取り出し、人工培地上で培養し発芽させる技術をいう。カンランとハクサイの種間雑種のハクランは胚培養によってつくられた。
培養液(ばいようえき)
生育に必要な成分の水溶液を生育のために使用する場合に、この液を培養液という。水耕(すいこう)、れき耕(礫耕)、ロックウール栽培にはもちろんこれを用いる。
培養土(ばいようど)
植物を育てるときに使う土のこと。鹿沼土など自然の土を単体で使う場合もあるが、多くは赤玉土や腐葉土など、いろいろな土質の用土を混ぜて使う。水ゴケもその一つ。
ハウス育苗(ハウスいくびょう)
ハウス内に苗床を設けて育苗することをいう。作業・保温性に優れ、ことに雨や風で妨げられず適期に適作業ができる。
葉かび病(はかびびょう)
ハウスや温室栽培のトマトに多発する病害で、葉の裏面に灰白色粉状のかびを生じ、次第に灰褐色のかびとなる。20゚C以上で多湿のときに発生しやすい。
葉変わり(はがわり)
植物の一部の葉に生じた突然変異。
白斑病(はくはんびょう)
ハクサイに多発する病害で、葉に白い不整形の斑紋をつくる。
葉挿し(はざし)
葉を挿し穂に使う挿し芽のやり方。茎(枝)を葉に少しつけたままで挿す場合も「葉挿し」ということがあるが、厳密には葉だけ(葉柄は含む)を挿し穂にする。代表的な例として、レックス・ベゴニアやセントポーリアの繁殖に利用される。
播種(はしゅ)
種子をまくことを播種という。散播(ばらまき)、条播(すじまき)、点播(てんまき)の3方法があり、省力化のためシードテープ、コーティング種子が利用される。
ハダニ(アカダニ)
吸収口をもった、針の先ほどの大きさの害虫で、葉の裏につきやすく、葉を黄変、脱落させる。乾燥すると特に発生しやすい。
鉢上げ(はちあげ)
苗床から鉢に移植すること。庭植えの木や草を鉢に移植する場合にも使われる言葉。
鉢育苗(はちいくびょう)
鉢を用いて、苗を育てることをいう。植え傷みを避ける利点があるが、時期を失して鉢の内壁に苗の根がはびこってしまうと、植え付けてからの生育がひどく遅れる。ポット育苗ともいう。
鉢増し(はちまし)
ひとまわり大きな鉢に植え替えること。
発芽勢(はつがぜい)
タネは揃って一斉に発芽することが望ましい。この揃いの度合いを発芽勢という。
発芽適温(はつがてきおん)
植物のタネが発芽に好適な温度範囲のこと。植物によって異なるが、温帯から亜寒帯にかけて生育する植物の場合、15℃前後が目安になる。
発芽率(はつがりつ)
播種された種子のうち発芽した種子の割合をいう。
つまり、発芽率=発芽数/播種数×100(%)で、この数値は高いほど望ましい。
発根促進剤(はっこんそくしんざい)
挿し木や取り木による繁殖の際、処理により発根促進を図ることができる。このような製剤を発根促進剤という。
初霜(はつしも)
晩秋または初冬の候、そのシーズン最初に降る霜のことをいい、地域によって毎年その時期はあまりひどくはちがわない。したがって、その地方の作物の作付時期を決める大きい条件の一つとなる。
花がら(はながら)
咲き終わっても散らずに残っている枯れた花のこと。いつまでも残しておくと見苦しいだけでなく、病気を誘発することがある。タネを採取する場合を除き、「花がら」は早めに摘むことが鉄則。
花芽(はなめ)
花の「もと」が入っている芽のこと。大きく丸みを帯びた形をしている。
葉水(はみず)
葉にかける水のこと。普通は霧吹きを用いるが、ジョウロで植物の頭から水をやる場合も「葉水」という。葉のまわりの空中湿度を高める効果がある。ハダニを防ぐのにも有効。
葉芽(はめ)
葉や枝(茎)の「もと」が入っている芽のこと。小さめで細い形をしている。
ハモグリバエ
幼虫が葉の表皮の内部を食害するハエの一種で、エンドウにその被害が多い。
ばらまき
播種方法の一つで、苗床の全面にタネを均一に散らばらせてまくことをいう。
バルブ
一般には球根のこと。洋ランでは、養分や水分を蓄えるため葉がついている茎が大きくふくらんでいるものをいう。
半枯病(はんがれびょう)
ナスだけを侵すフザリウム菌による土壌病害で、発病適温は地温28゚C以上で高温乾燥のときに発生しやすい。初め下葉の葉柄付近から黄変し始め、しだいに主脈を境に葉の半分が黄変枯死する。黄変葉はしだいに上葉に及び、半身萎凋病のようにしおれて垂れ下がることなく、下葉から落葉する。病株の茎を切断すると導管部が黄褐色に変色している。赤ナス台の接木ナスにはほとんど発病が見られない。
半身萎ちょう病(はんしんいちょうびょう)
トマト、ナス等で発生し、根から感染する病害で、バーティシリウム菌による。生育途中から萎れて枯れる。連作地に多く発生するので連作は避け、土壌消毒が効果的。耐病性品種の選択や接ぎ木栽培で回避する。
半数体(はんすうたい:ハプロイド)
植物の生殖細胞では染色体数は1組のみで、体細胞の半数となっている。この半数のまま植物体となったものを、半数体(ハプロイド)と呼ぶ。ひ弱な生育で、不稔(ふねん)の場合が多い。
晩霜(ばんそう・おそじも)
晩春になってからの降霜を晩霜という。植え付けが済み、あるいはすでに生育を進めている時期なので、その被害は大きい。
冷え込み・快晴・無風の三つが降霜を誘う条件で、夜8時の気温が12゚C以下であれば霜が降りる可能性が高くなり、10℃以下だと確率は更に高くなる。
半促成栽培(はんそくせいさいばい)
収穫の前進をねらった栽培で、加温をしないハウス栽培をいう。出荷期は促成栽培の出回りのあとにつづく。
晩抽性(ばんちゅうせい)
抽苔(ちゅうだい)の遅い性質のことで、品種差がある。葉根菜類の春まき栽培で特に問題となり、晩抽性の品種が求められる。
斑点病(はんてんびょう)
セルリーに多い病害で、高温多湿で発生しやすい。葉、葉柄、茎に黄緑色水浸状の斑点を生ずる。
半日陰(はんひかげ)
直射日光を受けるのではなく、また、日光をまったく受けないのでもない、日光が当たりながらも多少日陰になる状態をいう。木もれ日や寒冷紗を通した日光がそれにあたる。かなりあいまいな光の強さの表現だが、実用上はそれで十分なことが多い。
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