農業・園芸用語集

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低温伸長性(ていおんしんちょうせい) 定植(ていしょく)
底面潅水(ていめんかんすい) 摘芯(てきしん)
摘葉(てきよう) 摘蕾(てきらい)
摘花(てっか) 摘果(てっか)
天挿し(てんざし) 電照栽培(でんしょうさいばい)
テンションメーター 天地返し(てんちがえし)
展着剤(てんちゃくざい) 天敵(てんてき)
電熱温床(でんねつおんしょう) 天然養分供給(てんねんようぶんきょうきゅう)
低温伸長性(ていおんしんちょうせい)

ある程度の低温であっても、正常に生育する性質をいう。もっとも広義には、単に蔓や葉の生育だけでなく、着果や果実の肥大をも含めて、この用語を用いる場合もある。また、温度が低いことのほか、同時に太陽光線の少ない状態をも伴っている場合もしばしばである。 省略して低温性と呼ぶ場合もある。省エネの見地から、重要な性質である。

定植(ていしょく)

苗床などで育苗した苗を最終的に畑に植える作業を定植という。

底面潅水(ていめんかんすい)

花などを鉢植えにした場合、鉢の底から吸水させるのを底面潅水といい、潅水の労力を節減するのに役立つ。葉や茎を濡らさないので、病害をさけることにも役立つ。

摘芯(てきしん)

枝や蔓の先端を芯(しん)といい、これを摘み取ることを摘芯という。夏栽培に用いるキュウリの品種には、蔓に着生する花の数が少ないので、最初に伸び出す蔓(これを親蔓という)の芯を早めに摘み取って、わき芽の伸びとその数の増加を図るなど、摘芯の一例である。

摘葉(てきよう)

葉を摘み取る作業をいう。葉は葉齢によって幼葉・成葉・老葉に大別できる。生育に役立っているのはもっぱら成葉であって、幼葉は養分の供給をうけて生育し、老葉はすでに同化力を失い病害の誘発源となっている。 したがって、老葉や病葉を摘み取ることはもちろん、場合に応じて成葉の一部をも摘除して、通風、採光を図ることは大切な作業である。

摘蕾(てきらい)

蕾のうちに摘んでしまうこと。小さな苗や弱った株をおう盛に育てるために、すべての蕾を摘み取る方法と、花や果実を大きくするために、いくつかの蕾を残して摘み取る方法がある。

摘花(てっか)

花を摘み取る作業を摘花といい、その目的は、多すぎる数を制限するなどいろいろである。 果樹では隔年結実しやすいものがあり、摘花(果)をすることによって緩和を図ったりする。

摘果(てっか)

1株に、あるいは1ヵ所に成らせる果実の数には限度があるので、多い場合は果実が幼く小さい間に摘み捨てて、残した適当数の果実の発育を図る。この作業を摘果という。

天挿し(てんざし)

キクは、挿し木や株分けの方法で苗をつくる。挿し木のうち、枝先を用いるものを天挿しという。なお、枝先でなく枝の途中を用いることを茎挿し(くきざし)という。

電照栽培(でんしょうさいばい)

植物の開花や生育は、日長(にっちょう)―日の出から日没までの長さ(植物が感じるのは夜の長さ)―に左右されるものが多い。人工の照明で日長を変えて開花や生育を調整する栽培を電照栽培という。電照栽培でキクの開花を遅らせたり、イチゴの生育を促進させたりする。

テンションメーター

土壌の湿度(水分)を検出する機器。

天地返し(てんちがえし)

耕土(こうど)が年々の作付けなどによって老朽化した場合、これを下層の心土(しんど)と入れかえて、耕土の生産力をとりもどす作業をいう。

展着剤(てんちゃくざい)

使用する殺菌剤や殺虫剤の散布効果を高める目的で加用する農薬をいい、主剤の成分と反応しないこと、付着性に優れ、薬害の懸念が少ないことなどが大切である。

天敵(てんてき)

害虫を侵す自然界の外敵を天敵という。天敵を保護・増殖させると害虫の被害を軽減させることができる。

電熱温床(でんねつおんしょう)

被覆した電熱線を苗床の土の下に引き並べ、これに電流を通して苗床を加温する。このやり方の温床を電熱温床という。

天然養分供給(てんねんようぶんきょうきゅう)

作物は肥料を施さなくてもある程度生育する。これは、土中にいくらかの養分が含まれているからであり、この養分を天然養分といい、それが作物に吸収されることを天然養分供給という。