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芝草の種類
 芝草には「芝草の選び方」で触れたように、たくさんの種類と品種があります。そこで、自分たちが住んでいる地方の自然と、芝生の目的などによって賢明に選ばなくてはなりません。芝草の品種については別表に示しましたので、参照してください。
1.暖地型芝草(夏芝)
 前述のように、高温の環境下でよく生育する芝草で、広く用いられています。寒さには弱いので、北海道などでは難しいでしょう。

(1)ノシバ
 日本でも広く自生している芝で、東北や中国、九州などの山地に自生しています。現在では自然のノシバを採取して用いることは困難なので、栽培ノシバを利用します。元来、張芝を主体として芝生をつくるものですが近年は海外でタネを収穫して、発芽促進の処理を施したものがわが国に輸入されています。「ゼニス」などアメリカ産の改良種のタネも入ってくるようになりました。
 ノシバは夏芝の中では低温に最も強く、比較的寒冷地や高冷地などにも使用されています。サッチの集積も少なく、手入れも比較的簡単です。古くから、わが国の仏閣、神社、庭園などに広く用いられてきました。葉が広くて粗い感じはありますが、なかなか風格のある芝生をつくります。家庭に用いられることは比較的少ないようですが、適地にはよい芝草でしょう。

ノシバ「ゼニス」
ノシバ「TTS」

(2)コウライシバ
 コウライシバは、わが国の夏芝の代表的なものといえます。現在日本でコウライシバとして流通しているものは、ほとんどが厳密にはコウシュンシバという種類です。ややかたい感じを与えますが、日本の風土にあった夏芝です。コウシュンシバのうち小型のものをヒメコウライシバなどと呼び、大型のものをチュウシバ、コウライシバと呼んでいます。
 ヒメコウライシバは葉が細くてかたく、一見美しい芝生をつくりますが、管理が難しいのが欠点です。繁殖が早いので、絶えず低く刈り取らなければ、芝生に凹凸ができてしまいます。サッチの集積も多いのでこまめに除去し、目土も回数を多く施す必要があります。施工は、張芝で行います。

(3)バミューダグラス
 旱(かん)ばつや暑さ、すり切れ、踏み付けに非常に強い芝です。国立競技場をはじめ、スポーツターフや人の出入りの多い公園などに利用されています。横に長く這う茎(ランナー)で拡がります。従来、芝質のよい矮性種は栄養系の品種だけでしたが、最近、「リビエラ」というタネから芝生が育成でき、ティフトンに並ぶ芝質のものが開発されました。

バミューダグラス「リビエラ」
バミューダグラス「サバンナ」

(4)センチピードグラス
 和名でムカデシバといい、ムカデのようなランナーで拡がります。粗放管理にも耐え、一度定着すれば10年以上も地面を被覆してくれるので、最近では畦畔のグランドカバーや法面保護の植物として注目されています。また、「ティフ・ブレア」という耐寒性の強い品種が出てきており、その適応範囲も広がっています。

センチピードグラス「ティフ・ブレア」
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