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タキイの緑肥・景観作物

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ヘアリーベッチ
果樹園・転換畑の雑草抑制!

♦アレロパシーとは

ギリシャ語のallelo(お互いの)とpathy(感じる)から合成された用語で、日本では他感作用と訳されている。元々の定義は、植物が放出する物質によって、他の生物(植物・微生物・昆虫や小動物など)が何らかの作用を受ける現象であった。古くから薬草として利用されてきた植物にも多く、タバコのニコチン、除虫菊のピレトリンなどは良く知られる殺虫成分である。

♦ヘアリーベッチのアレロパシー作用

ヘアリーベッチを含むVicia属植物にシナアミド(Cyanamide)が含まれることが(独)農業環境技術研究所で明らかにされ、アレロパシーに関与していると推定されている。

    特性
  • アレロパシー作用で雑草の発生をよく抑制する。果樹園の下草などに効果大。
  • 日陰でも生育良好で、排水がよければ土をほとんど選ばない。
  • 土壌に対する適応性が大きく、pH4.9〜8.2で生育が可能。
  • つる性で100〜200cm位伸びるが、ほふくした場合は高さ50cm位になる。
    用途
  • 飼料用として、イタリアンライグラスやえん麦などと混播利用する。
  • 雑草をよく抑制するので果樹園の下草に利用。
    栽培ポイント
  • 播種期
    中間地・暖地:9月中旬〜11月上旬(開花4〜5月)。
    冷涼地:5月下旬〜6月下旬(開花7月〜)。
  • 播種量
    6〜8kg/10a。播種後、3cm前後の覆土をして鎮圧する。
  • 施肥基準
    10a当たりリンサン4〜5kg、カリ4〜5kg。チッソは原則として不必要。石灰を施してpH6〜7に矯正する。
  • すき込み方法
    チョッパーやハンマーモア・フレールモアなどで細断し、プラウやロータリーですき込む。作物が小さい場合や、柔らかい場合は、ロータリーでそのまますき込むこともできる。
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ウインターベッチ

    特性
  • 越冬性に優れ、積雪地帯での利用に優れる。
  • 晩生で生育期間が長いため、有機物量が豊富。
  • アレロパシー効果が高く、雑草抑制効果が期待できる。
    栽培ポイント
  • 播種期
    中間地・暖地:9月〜11月上旬(開花5〜6月)
    冷涼地:9月〜10月上旬(開花5〜6月)
  • 播種量
    3〜5s/10a。
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