調べる

タキイの緑肥・景観作物

戻る

土壌くん蒸剤の代替に緑肥作物を!

生物くん蒸とは?

施設などで連作を続けると、土壌中の微生物のバランスが崩れて病気が多発するようになります。
これまでは土壌くん蒸剤が使われていましたが、最もよく使われていた臭化メチルがオゾン層保護(モントリオール議定書)のため、ごく一部(不可欠用途)を除いて使用が禁止されました。また、クロルピクリン剤は周辺環境や作業者自身に及ぼす影響が問題となっており、代替技術の開発が求められています。

最近、『緑肥用からしな』(シロカラシ)などを利用した『生物くん蒸』という技術が注目されるようになりました。これらの植物は名前の通り、辛味成分を含んでいるのですが、その辛味成分が有害センチュウや細菌、雑草の発生なども抑制することが分かってきました。辛味成分である「グルコシノレート」が土壌中で加水分解されることによって「イソチアシアネート」と呼ばれるガスが発生し、そのガスに色々な抑制効果があるというものです。

≪生物くん蒸をする際の注意点≫

緑肥をすき込む際、植物体をできるだけ細かく砕き、その後できるだけ早くすき込む。

グルコシノレートをできるだけ細胞外に出し、飛散しないうちに土壌中にすき込むため。

すき込んだ後は、地表面をなるべく均一にしてローラー等で鎮圧し、可能であればビニールで覆う。

イソチアシアネート(気体)が地表面から揮発してしまうことを少しでも抑えるため。また、散水することも有効。

すき込んでから次の作物の栽培までは、通常の緑肥と同様に一定期間(夏季で3〜4週間)おく。

イソチアシアネートはすき込み後数日で消失するが、緑肥作物のすき込みと同様、有機物の分解時にピシウム菌が一時的に増加するため。

黄花のちから
ページトップへ↑