品質へのこだわり

研究農場/品種開発

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蓄積された品種改良技術と最新のバイオテクノロジーで、有望品種の開発を実現

研究農場では毎年何千種類もの品種が育成され、その中から新しい品種が生まれます。通常、品種改良によって新しい品種を生み出すには約10年の時間がかかると言われており、10年後の世の中に必要とされる新しい品種の開発を行う必要があります。

日本の四季、南北に広がる気候帯、地域ごとの土質、全国で栽培される野菜や花は、それぞれ求められる形質も異なっています。生産者が求めるニーズ、市場や流通が求めるニーズ、小売店や消費者が求めるニーズ、これらのニーズを汲み取り、品種開発に生かしています。

現在、日本国内に4カ所の研究農場を保有し、それぞれの地域に根ざした育種を行っています。滋賀県湖南市には、約70haにも及ぶ広大な研究農場が広がります。自然交配による育種を行うタキイは、全ての品種が畑から、土から生まれます。ブリーダーと呼ばれる研究者たちは生産者と同じように畑を耕し、タネをまき、栽培を行い、新しい品種を開発します。その苦労を身をもって体験しているからこそ、本当に良い品種が生まれるのです。

こうしたブリーダーを助けるのが研究部門の役割で、最新のバイオ技術を用いて、効率的な品種改良を目指します。DNAレベルでの研究により、耐病性を持つ個体を特定したり、ある栄養価が高い個体を発見したりすることが可能となりました。

これまで10年以上かかってきた品種改良を、短い年限で完成させる。これまで育ててみなければ分からなかった結果を検査によって突き止めることができる。こうして、より多くの品種の中から最も必要とされる品種を選択することが可能になります。

長い歴史の中で培った品種改良技術と収集した遺伝資源、そして農業の発展に情熱を傾ける研究者、これらが揃うことで新しい有望品種が生まれています。