タキイ種苗株式会社タキイの野菜
 


 ハクサイは数種のウイルスに感染し、しばしば複合して感染するので、さまざまな症状が現れる。主としてカブモザイクウイルスによる場合は、えそモザイク病と呼ばれ、外葉ばかりでなく結球葉にも、葉脈上に紫褐色のえそ条斑、葉脈間に1〜3mmの水浸状斑点や輪点が発生する。症状の発生した部分の発育が遅れるため、しばしば奇形を生じる。主としてキュウリモザイクウイルスによる場合は、モザイク病と呼ばれ、典型的な症状として葉緑のモザイク状の濃淡、軽症のものでは葉脈透過などが現れ、生育遅延、その結果としての結球不良が見られる。
 いずれも、発病株は軟腐病にかかりやすくなる。

 
 


 病原:ウイルス
  (1)カブモザイクウイルス(TuMV)
  (2)キュウリモザイクウイルス(CMV)
 いずれも、これらウイルスに感染した野菜や雑草から、アブラムシにより伝搬される。アブラムシの発生とハクサイの生育初期が一致する夏から秋にかけての栽培で発生が多い。

 
 


 育苗中の苗へのアブラムシの飛来を寒冷紗被覆で、また、圃場ではシルバーマルチなどでアブラムシの飛来を防止すると効果がある。周辺雑草からアブラムシによって伝染することがあるので注意する。
 アブラムシの薬剤防除は、害虫の項を参照。



データ作成年月日:2016/1/29

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写真1(HK)
▲被害株の様相

写真2(HK)
▲葉のえそ部分のアップ
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