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ピーマン黄化えそ病

データ作成年月日:2017/12/31

写真1(HK)

▲茎頂部の葉と葉柄のえそ症状

写真2(HK)

▲茎葉のえそ、萎凋症状

写真3(HK)

▲茎のえそ症状

症状(診断)

 果実や果面の褐色えそが主な病徴。そのほか、生長点の枯死、葉の不鮮明な黄色輪紋、茎頂部の若い葉、果実の黄化、茎先端部や地際部の褐色えそ、維管束の褐変など複雑な病徴を示す。

発生の仕組み

 病原:ウイルス トマト黄化えそウイルス(TSWV)
  アザミウマ類(ミカンキイロアザミウマ、ネギアザミウマなど)の寄生によって伝染する。アザミウマが寄生し、上記症状が見られたら本病の疑いがある。保毒虫は22〜30日間ウイルスを伝染する能力がある。

防ぎ方

 アザミウマの防除が重要で、育苗時からの薬剤防除を徹底する。多発地域では、目の細かい寒冷紗による被覆、ハウス栽培では、紫外線除去フィルムを用いることでアザミウマの被害を防止できる。
 また本ウイルスは、種子伝染、土壌伝染しないが汁液伝染するので、管理作業によって伝染する可能性があり、ハサミ・ナイフの使用に注意する。

 注.2003年の改正農薬取締法施行にともなって、これまであいまいであったピーマンとトウガラシ類の区別が明確になった。ここではピーマンに登録されている薬剤を示した。トウガラシ類に使用できないものがあるので注意されたい。トウガラシ類に対する登録はまだ少ないが、積極的に登録が進められており、今後も増える見込みである。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。