調べる

野菜

病害虫・生理障害

戻る

トマト

トマト根腐疫病

データ作成年月日:2017/12/31

写真1(SK)

▲茎頂部の萎小症状

写真2(SK)

▲疫病菌

症状(診断)

 初め、茎頂部が、晴天の日中時に萎凋し夜間に回復する症状が見られる。やがて症状は下位葉にも現れ、ついには株全体が萎凋、枯死する。茎では地際部から気根が多く発生する。茎の導管が地上50〜60cmぐらいまで褐変することもある。病勢が進んだ株では、茎が空洞化することが多い。細根は腐敗脱落し、太根が残る。根は半透明で生気を失い、中心柱が赤褐色ないし褐色に変色し、軟腐状になって腐敗する。

発生の仕組み

 病原:糸状菌(かび) フィトフトラ クリプトジア
 病原菌は、トマトのほか、ホウレンソウに感染するが、ナス、キュウリ、ピーマンには感染しない。病原菌は水かびの仲間で、罹病根など残さや土壌中で生存し、水中を自走できる遊走子を形成して、トマトの根に感染する。
 促成、半促成施設栽培で、3〜5月に多く発生する。露地では、7〜9月に多く発生する。

防ぎ方

 連作を避け、被害残さは残さず集めて処分する。施設栽培では、できるだけ土壌を乾燥させるよう排水と潅水に注意する。
 薬剤防除:登録防除薬剤はない。

 注.2003年の改正農薬取締法施行に伴い、「トマト」と「ミニトマト(直径3cm以下のもの)」とは、農薬登録にかかる薬効・薬害の取り扱い上、別個の作物分類に属することになりました。したがって、「トマト」に登録のある農薬を「ミニトマト」に使用される場合は、予め「ミニトマト」に対する登録の有無をご確認ください。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。