家庭菜園コーナー

サラダや酢の物・漬物にと、食卓で日々大活躍のキュウリですが、おいしさの秘けつは何といっても新鮮さです。それに加え、料理の用途によって、品種まで使い分けられたら最高です。そこで、今から述べる栽培の基本を参考にして、自家菜園でおいしいキュウリ作りを楽しんでみてください。
 品種選び
  1. 一般的なキュウリ
    ★うどんこ病やべと病に強く、減農薬栽培ができ、果形のよい品種

    キュウリ  ・長期どりには→「夏すずみ」
     ・果形のよさなら→「つや太郎」
     ・初期から多収→「夏ばやし」
     ・耐暑性に優れる→「つばさ」
    キュウリ


    ★草勢が強くて作りやすく、初期から収量が多い品種→「北進」

  2. 「スライス」
     極太系のキュウリで、サラダや刺身などのケンとして最適な品種。

  3. 四葉系キュウリ「鈴成四葉」
     肉質はよくしまり歯切れがよく、生食ばかりでなく、漬物として最高においしい品種。
    キュウリ


 栽培ポイント
  1. 苗の準備
    ★ポットまき

     キュウリの定植は、遅霜がなくなってからとなります。育苗の日数は30〜35日を要しますので、これを目安に定植予定日から逆算して播種します。
     播種は市販の園芸用土などを用い、直径10〜12cmのポリポットに2〜3粒ずつ播種し、覆土した後十分に潅水します。途中で乾燥させると発芽が不揃いになりますから、ポットの土の表面が乾かないように心掛けます。地温を25℃くらいで管理すると、3〜4日で一斉に発芽します。
     発芽後は徒長苗にならないように、日中は光線に当て、潅水は午前中を基本とし、夜間は多湿にならないように注意します。本葉が出始めたころに1ポット1株に間引きし、本葉2〜3枚になったら定植します。

    ★購入苗の選び方
     選ぶポイントは(1)葉色が薄くなく、節間が伸び過ぎていないガッチリとしたもの、(2)病害のないもの、(3)生長点が大きくてしっかりとしたもの、(4)ブルームレスを希望したり、土壌病害が心配な場合には、接ぎ木苗をおすすめします。

  2. 畑の準備
     畑は通気・保水・排水にすぐれることが重要で、根を深く張らせることによって、キュウリは健全に生育し、病気の発生も少なく、長期間、収穫を楽しむことができます。
     肥料は、10平方m当たり市販の堆肥を20kg、苦土石灰1kg、化成肥料は、チッソ成分で200〜250gほどを、定植の2〜3週間前に施し、できるだけ深く耕します。
     そして、定植の1週間前には畝づくりをしますが、このとき、黒のポリマルチを全面に張っておくと、地温の確保や雑草防止、病害予防などに効果的です。
     初期の寒さが心配なら、ビニールトンネルを利用すると、初期生育をスムーズにし、収穫も早まります。

  3. 定植とその後の管理
     定植は晴れた日を選び、定植前にポットにたっぷり潅水しておきます。
     定植時、株穴にアブラムシ予防のための粒剤を施用しておくと効果的です。
     定植後は、潅水をこまめに行って、活着を促進させます。

  4. 枝整理
     株元から20cmくらいの高さまでの子づるや雌花は早めに除去します。親づるは手の届く程度の高さ、子づるは2節で摘芯します。孫づるについては、低節位は1〜2節で摘芯し、中段以降は基本的には放任栽培とします。
     生育が進んで葉が込み合いすぎると、不良果や病害の発生原因となります。1回3枚程度を目安に、傷んだ葉や老化葉を中心に摘葉します。

  5. 追肥と潅水
     乾燥や肥料切れは、キュウリ栽培の大敵ですから、収穫が始まるころから積極的に追肥や潅水を行います。1回の施肥量は、1株当たり速効性肥料20gほどで、7〜10日おきに施用します。施肥する位置は、株元から30〜40cmくらい離れた所がよく、乾燥防止のために、畝全体に敷きワラを行うことも効果的です。

  6. 病害虫防除
     病害虫の対策には、まず病気に強い品種を選ぶことが一番です。そして、基本は予防です。いったん病害虫が蔓延してしまうと、それ以上の進行を止めるために、より多くの農薬を散布するしかなく、結局のところ減農薬栽培とはなりません。病害虫は葉の裏側に発生しやすいので、発生前から予防的に、葉裏まで丁寧に薬剤散布をしてください。

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