家庭菜園コーナー

 オクラはアオイ科に属する野菜で、若い莢を食用にします。オクラの原産地はアフリカと言われていて、熱帯では多年生で草丈は6mにも達していますが、わが国では冬を越すことができない一年生で、草丈は2m程度になります。また、中心が紅色に染まった清楚な感じの黄色の花が咲いて、観賞用にも最適です。
 独特の風味を持ち、栄養価の高いオクラは、夏の健康野菜として、自家菜園にはなくてはならないものの一つであると言えるでしょう。

品種選び

オクラの莢は5角形が基本ですが、8角形のものや丸いものもあります。
また、鮮やかな紫紅色をしたものもあります。

・「アーリーファイブ」
 5角種の代表品種です。莢の色が特に濃緑で、曲がりの少ないきれいな莢が収穫できます。極早生種ですから、早い時期から収穫が楽しめます。



・「グリーンロケット」
 極めて豊産の5角種です。莢はツヤのある濃緑色です。分枝はよく発生し、栽培容易です。

・「ベニー」
 莢の色が紫紅色をした赤オクラで、熱を加えると深緑色に変色します。
 作りやすく、豊産です。

べにー

栽培ポイント

前述の3品種とも、栽培方法は同じです。ここでは露地栽培の基本について説明します。

1.タネまき
 オクラは低温に弱いので、直播栽培では5月中下旬が播種時期になります。しかし、直播栽培は発芽不良や初期生育が悪くなりやすいので、暖かい場所で、9cmポットでの育苗をおすすめします。ポット育苗の場合は、直播より約1ヵ月早まきが可能です。
 オクラの種子は、皮が硬くて水を吸いにくいので、ひと晩程度水に浸してから播種します。直播なら1ヵ所4〜5粒、ポット播種なら3〜4粒まきにします。

2.畑の準備
 土は選びませんが、連作を避け、日当たりがよく、排水のよい場所を選びます。  元肥は10平方m当たり堆肥20kg、苦土石灰800g、化成肥料をチッソ成分で100gを基準とし、遅くとも定植の1週間前には土になじませておきます。畝幅は1m、株間30〜40cmで1条植えにします。

3.定植および間引き
 ポット育苗した場合は、本葉2〜3枚の頃に定植します。定植後10日ぐらいまでは適湿を保ち、活着後2株立ちに間引きます。

4.管理および収穫
 花が咲き始めたら、生長点の伸び具合や葉の色の状態を見ながら、化成肥料を1株当たり軽く一握り施します。特に、8月の収穫最盛期には、肥料切れになりやすいので注意しましょう。  オクラは暑さと乾燥には強いのですが、潅水せずに晴天が10日以上も続くと、莢の発育が遅くなります。ですから梅雨明け後は、潅水を定期的に行ってください。  収穫の目安は、莢の長さが7〜8cmの頃です。最盛期では、開花後約3日で収穫サイズになります。とり遅れないよう毎日収穫しましょう。  収穫したオクラは、さっと湯とおしをしてカツオブシとしょうゆで食べるのが手軽です。このほかにも、トロロや酢の物、汁の実、天ぷら、サラダなど、夏の健康野菜として食卓を飾るとよいでしょう。





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