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| ↑「甘とう美人」は低温着果性・肥大性にも優れるため初期から多収になる。 |
果形はやや細長くしりの尖った形で、大きさは30〜40gとやや大きめです。果肉の厚さは中程度で、肉質はやわらかで風味がよく、食味に優れています。分枝の発生がやや多く、熟期は早生で、耐暑性だけでなく低温着果性・肥大性にも優れているので、初期から多収となります。 |
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| 栽培の基本は中型ピーマンとほぼ同じと考えてください。異なる点は、ピーマンより生理障害果が若干発生しやすい点で、以下のことに注意して栽培します。 |
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| 辛味果: |
主な原因は草勢の低下や高温、乾燥などのストレスです。特に高夜温の時や、果実肥大の遅い石果ぎみの果実に発生が多い傾向があります。
対策は追肥や潅水、収穫をこまめにして、草勢の回復を図ることです。 |
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| しり腐れ果: |
夏場を中心に発生するしり腐れ果は、乾燥やチッソ過多によるカルシウム吸収阻害が原因です。まずは十分に潅水を施すことが大切です。 |
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| 黒アザ果: |
低温条件下で、直接太陽光(紫外線)に当たった幼果に発生が見られます。出荷する場合は影響がありますが、味は変わらないのでご家庭で食べる分にはまったく問題ありません。
そのほかの生理障害果についても、主な原因は草勢の低下や乾燥などのストレスです。追肥や潅水、収穫をこまめにしてやれば、草勢が回復し、生理障害果の多くを防ぐことができます。 |
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| 甘長とうがらしの場合、発芽に30℃程度の高温が必要なことや、定植までに2カ月以上の日数がかかることから、自家菜園では苗を購入した方が賢明です。苗はゴールデンウィーク前後を中心に、地元の種苗店やホームセンターで販売されますので、品種名を確認して購入しましょう。苗を選ぶ時には、健全でガッチリした葉色の濃い苗を選んでください。 |
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畑・プランター、用土の準備
畑に定植する場合、完熟堆肥を10平方メートル当たり約30kg施して、保水性と通気性をよくします。元肥の量は、10平方メートル当たりの成分量で、チッソ200g、リン酸300g、カリ200gが目安です。大型プランターで栽培する場合は、元肥の入った市販の用土を使います。タキイからは「花と野菜の土」「プランターの土」などが販売されています。袋栽培用培土の「実のなる野菜畑」なら、袋にそのまま苗を植えることができ、手軽に栽培できます。
定植は暖かくなってから
定植の時期は、遅霜の心配がなくなったころで、関東以西では5月上中旬ごろです。 |
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| ↑「甘とう美人」の袋栽培。手軽に栽培することができる。 |
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| ↑定植は遅霜の心配のなくなったころに行う(関東以西では5月上中旬)。 |
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追肥が遅れないように
1番果の収穫始めのころから追肥を行います。畑に植えた場合、2週間に一度、粒状肥料軽く1握りを3株に分けて、株元から20cmほど離して施します。大型プランターや袋栽培の場合は、1〜2週間に一度、500倍に薄めた液肥を施します(「タキイ育ちくん」など)。追肥が遅れると草勢が低下し、枝の伸びや果実の肥大が鈍くなって、収量が低下するので注意してください。 |
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十分な潅水で夏場を乗り切る
甘長とうがらしは比較的根が浅い所に張る作物なので、梅雨が明けて高温乾燥期になったらこまめに潅水します。また、乾燥と地温の上昇を防ぐために、敷きわらをすることも、草勢維持のための有効な対策です。 |
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| 収穫は1〜3日おきでこまめに行います。草勢がしっかりしているのであれば、2〜3果選んで、真っ赤に完熟させて収穫してもおもしろいでしょう。完熟果はパプリカ並みの糖度と栄養価を含むので、楽しみが倍増します。 |
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| もともと、健全な株には、病害虫に対するある程度の抵抗性が備わっています。栽培期間中で病害虫の発生が多くなるのは、梅雨明け後の高温乾燥時や、なり疲れなどで草勢が低下した時です。できるだけ追肥・潅水・収穫を定期的に行って、株に力をつけてやることが一番の病害虫対策です。それにもかかわらず病害虫が発生した場合は、できるだけ早く薬剤防除を行います。 |
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調理方法はピーマン、ししとうのように、てんぷらや串揚げにも向きますが、よりおいしいのは素焼きです。
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| ↑「甘とう美人」の素焼き。素材独特のうまみが引き立つ。 |
表面に少し焦げ目ができる程度の強火で焼き、かつお節としょうゆをかけて食べると素材独特の風味が引き立ち、酒の肴に最高の一品になります。また味噌炒めなどの炒め物にも向きますが、京都では、煮物として、ちりめんじゃこと一緒にしょうゆ味で煮て食べます。これは、甘長とうがらしの独特のうまみを引き出す伝統的な料理のひとつです。このほかにも工夫次第で、ピーマン、ししとうにはない食味が楽しめます。
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| 「甘とう美人」の 適 作 型 |
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