タキイ種苗株式会社タキイの野菜

タキイ交配ロメインレタス「ロマリア

PVP)農林水産省品種登録出願中〔出願名:TLE487〕

 ロメインレタスは、一般的なレタスと比べてビタミンやカロテン、ポリフェノールが豊富です。シーザーサラダなど、生で食べて食感を楽しむのがオススメですが、葉肉が厚くて、歯ごたえがあるので、チャーハンやスープの具、おひたしなど加熱する料理に使ってもおいしくいただけます。



「ロマリア」の特長

ロマリア

<品種特性>
  • 幅広い作型に適する晩抽種
    結球性は年間を通して安定し、晩抽性がすぐれるので、冷涼地の初夏・秋どり、中間地や暖地の秋〜年内どり・春どりなど、適温期〜高温期の幅広い作型に適します。一品種で長期間にわたって栽培できるため、計画的な出荷が可能となります。
  • 形状が安定し、食味は良好
    肥大性は中程度で肋はねじれにくく、玉の形状は安定します。適期の収穫で、球内部の結球葉がほどよく軟白され、苦みが少なく食味がたいへんすぐれています。
  • 根腐病複合耐病性
    高温期を中心に発生するレタス根腐病レース1、レース2に耐病性を示します。このため、近年増加している両レース混合発生地域においても安心して栽培できます。
  • 風通しがよく作業性にすぐれる
    草姿は立性で外葉がややコンパクトなため、風通しがよく比較的病害が発生しにくい品種です。また、箱詰め出荷の作業性にもすぐれます。
<栽培ポイント>
  • 生育を順調に進める
    ほかのレタス類と同様に、施肥や潅水に注意して生育をスムーズに進めることが大切です。ロメインレタスは草姿が立性で密植できるため、反当たりの栽植本数は玉レタスよりも多くなります。そのため、施肥量は玉レタスに比べて2割増し程度が必要です。速効性の肥料を元肥主体に施します。
    初期から生育を順調に進めるために、干ばつ時には早めに潅水を行うようにします。
  • 適期収穫
     従来品種よりも結球性にすぐれる反面、生育のスピードが早く収穫適期幅がやや短い品種です。播種・定植時からの計画的な作付けと余裕をもった収穫を心掛けてください。
    収穫適期の目安は、頭部の空間が500円玉程度の大きさにまで閉じてきたころです。頭部が完全に抱合してしまうと過熟になり、チップバーンの発生や肋部の傷み・ねじれなどの品質低下につながるので注意してください。
  • 低温期の被覆管理
    中間地や暖地の12月〜1月どりや3月どりなど気温が低い時期の栽培では、ベタがけやトンネルなどで保温し、生育を促します。
    結球期以降は霜による傷みが発生しやすくなります。被覆資材で防霜対策を行い、品質の低下を避けてください。
  • 病害防除と生理障害対策
    高温で雨の多い時期は細菌性病害の発生、適温〜低温期はべと病、灰色かび病、菌核病などの病害発生に注意します。いずれの病害も登録のある殺菌剤を予防的に散布し、発病を未然に防ぐよう心掛けてください。
    チップバーンは、圃場の急激な乾湿の繰り返しによる根傷みや、多雨、多肥栽培による過剰生育などで発生しやすくなります。圃場の排水を図り、適切な施肥量で栽培を行ってください。また、干ばつが続く時は適宜潅水を行い、圃場を適湿に保ちます。
<「ロマリア」の適作型>
  • 冷涼地
    ・2月下旬〜5月下旬まき→5月中旬〜7月下旬どり
    ・7月下旬〜8月中旬まき→9月下旬〜10月下旬どり
  • 中間地
    ・8月中旬〜9月上旬まき→10月下旬〜12月上旬どり
    ・1月上旬〜3月上旬まき→4月上旬〜5月下旬どり
  • 暖地
    ・8月下旬〜9月下旬まき→11月上旬〜1月どり
    ・11月中旬〜2月下旬まき→3月下旬〜5月中旬どり

おすすめ情報

レタスの仲間は意外とユニーク。「コスレタス」(上)、「岡山サラダ菜」(下)。↑レタスの仲間は意外とユニーク。「コスレタス」(上)、「岡山サラダ菜」(下)。

  • 結球レタス
     「サウザー」は、高温時期の栽培に適し、結球性にすぐれています。トウ立ちが遅く、変形球の発生も少ないので、幅広い作型で作りやすい品種です。高温期向き品種は、球色の薄いものが多い中で、本種は濃緑で照りツヤがあり、新鮮感にあふれます。
    「バークレー」は玉太りのよい早生種で、年内や早春どりのような低温期の作型に栽培しやすい品種です。食感は歯切れがよく、みずみずしさにあふれ、タキイのレタスラインアップの中でも、特に食味のよい品種です。
  • 非結球レタス
    「岡山サラダ菜」は草勢が旺盛でたいへん作りやすいサラダ菜です。適温期の栽培では定植後、25〜30日程度で芯部が軽く結球したものを収穫します。
    「コスレタス」は「ロメインレタス」とも呼ばれ、ハクサイのように縦長に緩く結球するレタスの仲間です。葉肉は結球レタスより厚いですが、肋部分と葉の部分の比率が均等で、食べやすいのが特長です。低温期〜適温期栽培向きで、栽培の仕方は結球レタスとほぼ同じです。



レタスの栽培ポイント
<圃場選定と土づくり>
レタスにとって過湿は最も栽培しにくい状態です。排水のよい場所を選定して栽培してください。水田跡など水はけが悪い圃場では高畝にして栽培します。
保水と排水を両立させる土づくりのためには、積極的な有機質の投入を行います。整地時には10u当たり20kg程度の完熟堆肥を施します。また、次々に作物を栽培するのではなく、緑肥を栽培して圃場を休ませることも大切です。緑肥栽培のメリットとして、強い根による土壌の深墾効果や、すき込みによる有機質の投入効果もあります。さらに線虫抑制効果の高い種類もあり、総合的な土壌改善に役立ちます。緑肥の詳細についてはタキイシードネット(芝・緑化・緑肥→商品コンテンツ→タキイの緑肥景観作物)をご参考ください
<若苗定植を心掛ける>
発芽をそろえるため、または、生育初期の病害防除や圃場の有効利用などの観点から定植栽培するのが基本です。しかし、レタスは根が直根性のうえ、定植から収穫までの生育期間が短いので、根の張りが順調に進むように、若苗定植を心掛けてください。また、定植後は潅水を行い、活着をスムーズに進めてください。
活着後は通常なら潅水は不要ですが、1週間〜10日程度降雨がなく、圃場が乾燥している場合は早めに潅水を行います。
<外葉生育期〜結球期は要注意>
 生育期間の中でも外葉生育期〜結球初期は、収量や作柄に大きく影響を及ぼす大事な時期です。この時期は特に注意を払って、圃場の適湿を保ち、病害虫防除を徹底してください。

収穫時期別品種選定例

レシピ

■シーザーサラダ

シーザーサラダ

材料(4人分)
  • レタス 1個
  • ミニトマト 4個
  • ベーコン 50g
  • 温泉卵 1個
  • パルメザンチーズ・粉チーズ 適量
作り方
  1. レタスはひと口大にちぎる。
  2. ベーコンは2cm幅に切り、フライパンで油をひかずにカリカリになるまで炒める。
  3. ボウルに1.2.、ドレッシング、温泉卵を入れサッとあえて皿に盛ればできあがり。

■海鮮レタス皿うどん風

海鮮レタス皿うどん風

材料(2人分)
  • レタス 1/2玉
  • ショウガ 1片
  • ゴマ油とサラダ油 各大さじ1
  • ゆでたそうめん 1〜2束
  • 炒りゴマ 適量
  • エビ 100g
  • イカ 100g
  • サラダ油 小さじ1
  • 塩 少々
  • こしょう 少々
  • そばつゆ 大さじ2〜3
  • オオバ 4枚
作り方
  1. レタスは大きめにちぎっておく。ショウガはスライスしておく。
  2. フライパンを熱してゴマ油とサラタ油をひき、ゆでたそうめんを入れて炒りゴマをふる。両面に焼き色がついたら火から下ろし、キッチンバサミで一口大に切って皿に盛る。
  3. エビは背わたをとり、背中から開いておく。イカはそぎ切りにする。
  4. フライパンにサラタ油を熱し、ショウガ、エビ、イカを入れて、塩、こしょうをし、さっと炒める。レタスを加えて混ぜ、仕上げにそばつゆを注ぐ。
  5. 2.にかけて、オオバを散らせばできあかり。

■レタスのスープあんかけ

レタスのスープあんかけ

材料(2人分)
  • レタス 小1玉
  • かにかまぼこ 40g
  • インスタント卵スープの素 2個
  • 水 320oc
  • 片栗粉 大さじ1.5
  • 水(水溶き用) 大さじ2
作り方
  1. レタスは芯をえぐるように切り、とった所に流水を当て、水の力でほぐしていく。
  2. レタスをザルに上げて水気を切り、お皿に盛る。
  3. 2.の上に、かにかまぼこを手でほぐしなから散らす。
  4. インスタント卵スープの素と水を耐熟容器に入れ、レンジで加熱(600wなら約2分)して、スープを溶かす。
  5. 4.に水で溶いた片栗粉を少しずつ加え、スプーンで素早くかきまぜてとろみを出す。
  6. 5.を3.にかけて、できあかり。

過去の秋まきおすすめ品種

5月にご紹介紅法師
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