[対策6]残さの圃場外への持ち出し

選果場の整備や雇用の増加などにより、1戸当たりの栽培面積が増加し、残さを処分する場所の確保や労力の面から、圃場にすき込む事例があります。西濃地区の冬春トマト(抑制栽培)で青枯病の発生が過去からまったくない生産者が2名いましたが、2名とも今までに残さのすき込みをしたことがない生産者でした。
残さは青枯病菌のすみかとなりやすいことから、圃場外への持ち出しを行うこととしています(写真8)

写真8

残渣の持ち出し

残さの持ち出し(H20 西濃農林事務所)。


岐阜県ではトマトの難防除土壌病害である青枯病対策として、病害診断、糖蜜による土壌還元消毒、農薬による土壌消毒+拮抗微生物資材の利用、地温低下対策、品種(台木)の選定、管理作業での伝染防止、残さの圃場外への持ち出しの総合的対策を検討、実施してきました。

その結果、長年、青枯病の被害で悩まされていた生産者の被害が激減するなど優良事例が出ています。一方、今までに発病のない生産者が初めて発病した事例もみられています。今後も総合的対策を推進するとともに、関係機関の協力のもと、より低コストでできる対策を実証し、産地に普及していきたいです。

※記事中で紹介の品種、資材などはタキイでは取扱いのない場合がございます。(編集部)