野菜に限ったことではないのですが、生物の成長は直線的に進むものではありません。
第1図に、ニンジンの生育経過を挙げてみました。葉の生長が盛んになるころと、根の生長が旺盛になるころの間には、40日くらいの「ずれ」が見られますが、平行的に進んでいることがよく分かります。
つまり、ニンジンでは葉の生長と根の生長の間に、遺伝的に正の相関が見られるということです。ニンジンの収量を増やすには、果菜類とは異なり、葉を立派に育てることが大切、ということになります。
葉の生育が根や玉の肥大に大きく作用することは、第2図のタマネギの調査結果からも分かります。
同じ大きさの苗を植え付けて、活着後の新葉が出始めた時から、常に2枚しか葉をつけさせないように外葉を摘み取った株と、4枚の状態にした株、6枚の状態にした株を作ります。すると、葉の枚数によって、収穫できる玉の大きさに差が出てきます。 |