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ピーマン

ピーマンイメージ

1.地ごしらえ、植え付け

 日当たり、水はけのよい場所を選びます。根が浅いので、粗(あら)起こしでは堆肥(たいひ)を多めに入れて深く耕し、根の伸長を促すようにします。また、生育期間が長いので、元肥は半量を全層に、半量は緩効性の化成肥料を心肥として施し、畝を立てておきます。畝立て後にマルチングをして地温を高めておくと、活着や初期生育がよくなります。
 植え付けは、地温が15℃くらいになったころが適期とされます。畝の中央部に1条植えにしますが、株元が畝面より少し盛り上がった状態の、浅植えにしておくのがコツです。1番花が咲く直前の苗なら申し分ありませんが、あまり若苗のときは、一回り大きめのポットに鉢替えし、500倍液肥を施し、大苗に育ててから植えた方が、その後の生育・収量がよくなります。植え付けが終わったら支柱を立てて、風で株元が揺らがないように誘引しておきます。

植え付け後に仮支柱を立て、苗が倒れないようにする。その後、本支柱を立てて誘引する。
 
早植えをしたときは、マルチをするかホットキャップなどで保温するとよい。
 
 
地ごしらえ、植え付け
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2.整枝、誘引

 ピーマンは主枝の8〜9節に1番花をつけ、以降、各節に花とわき芽をつける性質があります。地温が低いうち(16℃以下)は、1番花が落花したり、変形果や石果になることがあるので、1番果は小さいうちに摘み取って、草勢を養います。
 1番花のついたわき芽は強く伸びるので、そのまま伸ばし、それより下のわき芽は早めに摘み取ります。また、主枝の2番花がついた節のわき芽、最初に伸ばした側枝の1番花の節のわき芽も強く伸びるので、計4本を主枝として育て、支柱に誘引します。以降、4本の主枝から出てくる側枝は、3節で摘芯して、上部のわき芽の発生・生長を促します。貧弱で着果しない側枝(無効枝)は早めに間引いて、株全体の日当たりをよくしてやります。
 ほかのわき芽は放任しますが、わき芽が込みすぎたら間引きをして株全体の日当たりをよくし、花がつくよう促します。また、1番果を収穫した時、幹につけてあった葉は摘み取って、株元の風通しをよくしておきます。着果数が多くなって、細い枝が垂れ下がるようになるのを防ぐため、支柱からヒモでつり上げるように誘引し、樹勢の回復を図ります。

イメージ写真 1番花直下の強く伸びるわき芽は伸ばす。
イメージ写真 基本的な整枝が終わった状態。あとは一番果の収穫時に、収穫果から下の葉を摘み取って、風通しをよくする。
イメージ写真 わき芽や葉をとりすぎたり、乾燥させると日焼け果が出やすい。
イメージ写真
わき芽の発生が多いので、枝は弱々しい感じがする。
整枝、誘引
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3.追肥、水やり

 畝間が常に湿っている程度に管理するのがポイントで、乾いたら十分に水やりをします。追肥は一度に施すのではなく、収穫の始めごろから15〜20日おきに化成肥料を施すか、水やりを兼ねて液肥を追肥してもかまいません。化成肥料を施す時は、同じ場所に繰り返し行うのではなく、場所を変えて与えるようにします。
 乾燥は石灰欠乏による尻ぐされの原因になりますので、乾燥に注意し、敷きわらを追加したり、畝間に水を引き入れたりして、畝の中心まで十分に水を行きわたらせるようにします。畝立て時にマルチングをした場合も、フィルムの上から、わらなどを敷いてやります。

水分の過不足の判断、追肥・敷きわら
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4.収穫

 1果重35g程度を収穫期の目安にします。それより大きな果実にすると、茎葉の生長が抑えられ、収穫数も少なくなります。

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5.カラーピーマン

 カラーピーマンは、完熟果にして収穫します。開花後50〜60日で着色、完熟します。未熟な状態で収穫するのに比べると、収穫果数が減るとともに、奇形果の発生する率が高くなるので、奇形果になるおそれのある果が発生したら、早めに摘果して株の負担を軽くしてやります。

イメージ写真 ベル型種は未熟果でも
収穫できる
(濃緑でツヤがある)。
イメージ写真
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6.トウガラシ類

 「甘とう美人」は13〜15cmで収穫しますが、大果になっても肉質はやわらかで、風味を損ねません。
「甘とう美人」は15cmぐらいの大果で肉質がやわらかく風味豊か。
イメージ写真
トウガラシ類 栽培のポイント
1

節間が長い立性種なので、高い支柱を各主枝に1本ずつ立てて誘引するか、ヒモでつり下げるなどして、主枝の垂れ下がりを防ぐ。

2

青枯病、立枯性疫病を回避するため、輪作の励行。

3

乾燥、肥料切れは大敵。潅水と追肥に留意して、草勢の維持に努める。

4

ピーマンよりやや高めの温度管理(+2〜3℃)が初期には必要。

トウガラシ類 栽培のポイント
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栽培のポイント
1 連作はしない
  病害に対する抵抗性は持たないので、連作をしないようにします。
2 早植えは禁物
  最低気温が10℃、地温が15℃になるころが植え付けの適期です。一般の露地栽培では、5月中旬が目安です。
3 若苗や老化苗は避ける
  植え付けは、1番花の咲き始めるころが最適です。若苗では過繁茂、老化苗では活着不良となり、順調な初期生育は望めません。
4 よい苗の条件
  ・大きな蕾がついている
・葉は緑色でキレイに広がっている
・子葉がついている
・病気・害虫の被害を受けていない
・葉柄が長く、垂れ下がっていない
・節間が短く、太い
・第1節まで間伸びしていない
・大きめのポットで用土がたくさん入っている
5 乾燥に要注意
  根が浅いので乾燥に強いとはいえません。特に梅雨明け後の高温乾燥期には水やりに注意し、敷きわら、マルチングもあわせて行っておきましょう。
6 1番果は若どり、着果過多にしない
  1番果を完熟で収穫すると幼い株に負担がかかるので、1番果は若どりする。
着果数が多くなると果実の重みで枝が折れたりするので、早めに誘引しておく。
7 夏場のしり腐れ果対策
  チッソ肥料のやりすぎと乾燥が発生の主な原因になります。肥料の効かせ方、水やりなど、ストレスを与えないような管理に努めます。
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1.地ごしらえ、植え付け 2.整枝、誘引 3.追肥、水やり 4.収穫 5.カラーピーマン 6.トウガラシ類 栽培のポイント