植物は土の中に根を張り、養水分を吸収して生長します。野菜でも、ダイコンやゴボウなど根を利用するものはもちろんのこと、果菜類や葉菜類でも、根を土中に広く伸ばすようにしてやれば、地上部のよい生育を約束してくれます。
したがって、深く耕すことは大切な作業です。深く耕すと土はやわらかくなりますが、これは土中に大きな透き間が増えるためです。耕さない土でも透き間はたくさんあるのですが、大きな透き間は潰(つぶ)れて、小さな透き間ばかりになってしまっています。このような土では、根は十分に働くことができません。
空気を含む大きな透き間部分を「気相」、水を含む小さな透き間部分を「液相」と呼び、土の本体部分「固相」と併せて「土の三相」と呼んでいます。
第1図のような三相の状態が野菜作りには理想的ですが、このような状態を維持するためには、堆肥(たいひ)など有機物を継続的に投入する必要があります。 |