親和(しんわ)性には、二つの段階が考えられます。野菜の接ぎ木には同じ種類の野菜の間で行われる場合と、異なる種類の野菜(例えばカボチャにキュウリを接ぐ)の間で行われる場合とがあります。
台木と穂木(ほぎ)の切り口をくっつけてから切り口の癒合(ゆごう)が始まるのは、3日後くらいです。この段階で接着できない場合、つまり拒絶反応を起こす場合は、接ぎ木は成功しません。切り口が癒合し、その部分の細胞が肥大し始め、完全に癒着(ゆちゃく)するのが、1週間後くらいです。
第二段階は、接ぎ部が構造的に正常な状態に復元されるようになることです。生長が再開されても、接ぎ木をしない場合に比べて生育が正常に進まず、収量に大きな影響が現れる場合があります。
また、第二段階をクリアしたとしても、カボチャ台にスイカを接いだ場合は注意点が生じます。雑種カボチャ(西洋カボチャ×日本カボチャ)台木を強勢台木、日本カボチャ台木を弱勢台木として区別することがあります。これは両者とも収量面では問題ないのですが、雑種カボチャ台木ではどうしても生育が旺盛になりすぎるので、施肥(せひ)管理を日本カボチャ台木と同様にすると問題が生じるからです。 |