「おいしい野菜」は、まず肥料選びからスタートします。今日では、施設や資材を利用することで「おいしさ」が得られるという、環境コントロールにまで栽培技術は発展しました。収穫(ハーベスト)以前に投入する資材や技術によって、良質の収穫物を得ることを、プレハーベスト技術と呼んでいます。
第1図に油かす、骨粉、鶏ふんの混合肥料(有機質肥料区)と無機質複合肥料、過リン酸石灰、焼成リン肥などを混合した肥料(有機・無機併用区)の3種類を用いてトマトを育て、それぞれのビタミンC含量を調査した結果を示しました。これを見ると含量に大きな差はありませんが、食味テストの結果では、有機質肥料を施用した方が優れていること、成分の安定したトマトを収穫できる効果があることが認められています。また、カリやリン酸の施用の仕方によっても、トマトの品質に影響が出ることも分かっています。カリの施用量を2倍にすることで、リコピンやビタミンCの含量増加に有効に働いています。
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