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春笑ハルワライ

タキイ交配ハクサイ

極晩抽性で生理障害に強い黄芯極早生種!

適作型

特長

●抽苔が極めて安定した極早生種
春どり栽培で最も問題となる抽苔が極めて安定し、草勢旺盛で栽培容易な春の晩抽極早生種。
●生理障害に強く、在圃性にすぐれる
縁腐れ・芯腐れ症やゴマ症などの生理障害の発生が少ない上、過熟になりにくく、在圃性にすぐれ収穫期の幅が広い。
●球姿・玉ぞろいよく、球内色・品質良好
草姿は立性で玉ぞろいよく、球姿は尻張りと胴張りのよい砲弾型。外葉や球色は濃緑で、球内色は濃黄色である。品質はやわらかく葉身部が多いため、浅漬にも最適。
●根こぶ病に強い
根こぶ病耐病性は、従来のタキイの耐病性品種と同様である。発生地では通常の防除が必要。

栽培の要点

●育苗
温床育苗では、最低夜温が13℃以下、日中は25℃以上にならないように管理して、根張りのよいガッチリした健苗に仕上げる。
●定植
この栽培では、生育をそろえて一斉収穫することが大切なので、育ち遅れの苗を除いて、よくそろった苗を定植すること。
●初期生育の促進
特に早どりをねらう栽培は、定植後の活着をスムーズに進め、初期から生育を促し、早めに十分な外葉を作ることが大切。苗の順化をしっかり行うと共に、定植後は保温資材などを利用して地温確保に努める。
●トンネルの温度管理
ハウス・トンネル栽培では、定植後から結球開始までは最高気温33℃以下、それ以降は25℃を目安に温度管理を行う。
●適湿を保つ
芯葉が立ち上がり、結球が始まるころの生育遅延は、生理障害の発生と抽苔の原因にもなるので、この時期は適湿を保つよう潅水を適宜行い、スムーズに生育させる。