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菊次郎キクジロウ

タキイ交配シュンギク

石灰欠乏症に強く、そろい抜群の株張り中葉種!

適作型

特長

●そろい抜群の株張り中葉種
葉ぞろい・株ぞろいがよく、分枝性にすぐれており、株張りがきわめて良好な中葉の株張り種。
●石灰欠乏症(芯腐れ)に強い
石灰欠乏が原因で発生する芯腐れ症に強く、葉は濃緑で葉肉も厚く日もち性がよいため、高温期や水耕での栽培も容易。
●草姿立性で結束作業が容易
草姿は立性、葉柄がしなやかで折れにくいので収穫しやすく、結束作業も能率よくできて省力できる。
●品質良好
中葉の葉形でよくそろい、切れ込みは中くらい。葉はやわらかく、香りにすぐれ、品質はいたって良好。

栽培の要点

●一斉発芽と潅水
シュンギクは好光性種子なので、覆土は薄くし、発芽がそろうまでは乾燥させないよう潅水を十分に行って、一斉発芽を促し、その後はやや控えめにする。
●良品収穫
良品収穫には、夏季は雨よけ、冬季はハウス栽培が適当。冬季の栽培では、不織布などの被覆資材を使用して保温を行い、生育促進を図る。
●石灰欠乏症の対策
石灰欠乏症が発生しやすい夏季栽培では、ハウス内が高温・乾燥状態にならないように遮光資材を利用し、換気・潅水に留意する。また、土壌の肥料濃度が高まると発生しやすいので、前作の残存肥料を考慮して、適正肥料濃度となるように施肥量を調節する。
●土づくりで根の発育を促す
完熟堆肥などの有機質を適切に施し、透水性・保水性にすぐれた、腐植質に富んだ土づくりに努める。