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プチヒリプチヒリ

タキイ交配タケノコハクサイ

タケノコ形の極早生ミニハクサイ!

適作型

特長

●特長あるタケノコ形ハクサイ
中国北部原産のチヒリハクサイの血を引く、タケノコ形(長円筒形)品種。
●食べきりサイズの極早生種
適期の直播栽培では播種後約55日、移植栽培では定植後約45日で収穫できる極早生種。超密植栽培で一玉0.8〜1kg程度のミニサイズで収穫可能。
●耐病性にすぐれ栽培容易
密植栽培で問題となるべと病に特に強く、栽培が容易。また、外葉は立性となり、密植栽培でも玉ぞろいがよい。
●加熱調理で食味良好
球内色は鮮やかな黄芯。やや硬めの肉質は歯切れがよくて煮崩れしない。甘みがあり、中華料理の炒め物や鍋物に最適。

栽培の要点

●栽植密度
本種を0.8kg程度のサイズで収穫するには、条間25cmの3〜4条で、株間を20〜25cm程度に設定する。10a当たり1万本程度の超密植栽培も可能。
また、株間を広げることで、やや大きめのサイズにも調整できる。
●施肥量に注意
極早生性を生かした早どりのためには、初期生育を順調に進めることが重要だが、元肥の過剰施肥は外葉ができすぎ、結球が遅れるばかりか生育後半の病害やゴマ症発生の原因となるので、元肥は一般大玉栽培に比較し少なめにする。
●春まき栽培には「晩抽プチヒリ」
抽苔が早いので春まきは不可。春まき栽培には姉妹品種の「晩抽プチヒリ」を使用する。
●根こぶ病の防除
本種は根こぶ病耐病性がないので、栽培地によっては発病の懸念があり、通常の防除が必要。