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恋岬SPコイミサキエスピー

タキイ交配キャベツ

すぐれた低温肥大性をもつ、収穫期幅の広い良質系!

適作型

特長

  • 根張りと草勢が安定し、低温期の肥大性にすぐれる中生種。
  • 草姿は中立性で、玉ぞろいにすぐれる。
  • 形状は甲高扁円。
  • 裂球や球形状のくずれが遅く、すぐれた耐寒性をもつため収穫期幅が広い。
  • 球色は鮮やかな濃緑色で低温期のアントシアン色素の発生が少ない良質球。
  • 葉肉は適度な厚みで、水分含量が多いため、生食用に適する。
  • 萎黄病抵抗性。

栽培の要点

●播種適期を守る
極端な早まき栽培では外葉が大きくなり、玉ぞろいのよさが発揮されない。早まきを避け、播種期を守り、本種の低温肥大性とそろい性を生かす。
●肥培管理
根張りがよく吸肥力も強いので、元肥を控え追肥型の管理を行う。特に砂質土壌など肥効の抜けやすい圃場では追肥の回数を多くし、収穫期まで安定した肥効を保つ。
●栽植密度
低温肥大性と収穫期幅の広さを生かすため、適切な条間・株間で栽培する。畝幅130cmの2条植え、株間33〜35cm程度とし、10a当たりの栽植本数は4、400〜4、600株程度が適当。
●病害の防除
暖冬傾向で降雨の多い栽培条件下では、菌核病の発生が心配されるため、薬剤散布を適宜行い、病気の発生を未然に防除する。