CATALOG野菜品種カタログ

京千緑キョウセンリョク

タキイ交配ネギ

収量性が高く、濃緑・立性で葉先枯れの少ない葉ネギ

適作型

特長

●生育が旺盛で収量性が高い葉ネギ
生育が早く旺盛で、株の太りがよいため収量性が高い。耐暑・耐寒性をともに備え、秋から春どりの中ネギ栽培が最も適するほか、小ネギの周年栽培にも適する。
●出荷・調製作業が容易
そろい性にすぐれ、葉鞘基部のふくらみも少ないため、出荷・調製作業が容易。中ネギ栽培でも分けつの発生はほとんどない。
●荷姿がよく市場性が高い
葉は濃緑、立性で荷姿がよく市場性にすぐれる。また、葉折れや葉先枯れの発生が少なく、秀品率が高い。

栽培の要点

●適切な潅水管理
生育が旺盛なため、生育後半の潅水量には十分注意し、軟弱徒長を防止する。特に、秋や初夏の伸びやすい時期の栽培では、水分が多いと葉折れや倒伏の要因となるので注意する。
●土づくりが重要
生理的な葉先枯れは少ない品種だが、商品性や品質を高めるには土づくりが重要。堆肥などの有機質を十分に施用し、排水が良好で保水性のよい膨軟な土づくりを心掛ける。
●収穫適期を守る
生育が早いため、収穫適期を守ることが大切。また、低温伸長性にすぐれるため、冬季の栽培ではパイプハウスやトンネルの換気を適度に行い、硬く充実した株に仕上げる。