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初夏一文字ショカイチモンジ

ネギ

小葉・立性で首じまりにすぐれる合柄系晩抽一本ネギ!

適作型

特長

●小葉・立性で美しい外観
草姿は小葉で立性のため、土寄せなどの管理作業が容易。葉は濃緑で軟白部のつやが美しく、緑と白のコントラストが明確で見ばえがよい。

●首部のしまりのよさ
春先の動き出しが早い春ネギは、生育後半に首部がばらけ、病気の発生や一本重が軽くなる傾向にある。本種は黒柄の血を入れることで首部がしまり、ばらけにくく、歩どまりがよい。

●高いそろい性
そろってよく太るので秀品率がよく、クズの発生が少ない。

栽培の要点

●肥培管理
吸肥力にすぐれるため、一度で多量に追肥を施すと分けつの恐れがある。少量ずつこまめに追肥を施す。

●適期播種・適期収穫
通常ネギは、冬場の低温下で花芽分化し、春先には抽苔をはじめる。晩抽の本種であっても9月播種の場合、抽苔の恐れがある。早まきして株を作りすぎないよう10月上旬以降の播種とし、極端な早まきを控える。春どりでは、抽苔する前に収穫を行う。

●高温期の多肥は厳禁
ネギの生育適温は20℃前後で、30℃を超えると生育が緩慢となる。その時期に肥効が高まると軟腐病を助長するため、本種の高い吸肥力を生かして、少量ずつのこまめな追肥を心掛ける。

●病害対策
赤さび病やべと病に関しては、予防散布を実施し激発する前に抑える。