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ヘルシエヘルシエ

タキイ育成オクラ

段違いのねばとろ感!パステルグリーンのやわらか丸莢!

適作型

特長

●粘りの強さが段違い
オクラ特有の粘りがとくに強く、従来のオクラ(アーリーファイブ)に比べ、水溶性ペクチン(食物繊維)の含有量が多い。かめばかむほどもちもちとした粘りが増す。

●やわらかい肉質
形状は肉厚の丸莢で、肉質はとくにやわらかで食味がよい。15cm程度までとり遅れても、硬くなりにくく販売に有利。

●見ばえのよい莢形状
太みのある真っすぐな莢に仕上がるので、陳列時の見ばえがよい。草勢低下による莢の曲がりや、イボ果の発生が少なく、秀品率が高い。

●生育旺盛な露地向き品種
草勢と吸肥力が強い、高性の主枝どりタイプ。露地栽培で能力を発揮する。

栽培の要点

●圃場選定と肥培管理
草勢旺盛な品種のため、水はけのよい畑土が適する。水田土等では高畝にし排水性を高めること。
元肥は緩効性肥料を用い、チッソ成分量を通常オクラの2割程度(3kg/10a)が目安。肥沃地や残肥がある場合は、元肥を省いて追肥主体とした方が樹ぼけしにくい。

●草勢の判断とコントロール
開花位置が成長点から5葉以上離れているような状態は、草勢が強いので開花節まで摘葉する。草勢が極端に強い場合はリンカリ系葉面散布を定期的に施し、成りぐせをつける。
順調に生育した場合には、追肥の開始時期は3莢収穫したころから行う。

●均一な栽培のための栽植密度
本種は葉が大きいため、密植すると株の生育に勝ち負けが起こりやすい。1穴に2株立ちとして株間は10〜15cm、栽植密度は1万5、000本/10aが目安。

●収穫適期
食味、食感が最もすぐれる収穫適期は、莢長12cm程度が目安。
花殻が落ちにくいため、若莢に残っている花殻は収穫時に除去する。