緑肥の栽培
質問 昨年レンゲの種子を購入、3aほどの空き畑に播種しました。
結果は、さんざん。所々にポッポッと発芽。地面にはいつくばってひょろひょろいじけた感じ。
そのうち雑草(ほとけのザ)が生えてきてレンゲ畑とはほどとおい状態でした。
なぜかなあといろいろ調べていくうちに、
 「レンゲは、根に根粒菌が共生しないと生育はきわめて悪く、越冬が困難である。」という文章にぶつかりました。
大豆やクローバーの根粒菌とはちがうレンゲの根粒菌だそうで、人口接種が可能であり、播種と同時に接種できるというのです。
数は少なくても一応花がさいたのですから・・・・・・
まき方・時期にも問題あったかもしれません。
10月の末に、3アールに2kの種子を手でばらまき、耕運機でかるくまわりました。
まく時期、まき方、覆土の程度は?秋のうちにかなり大きく育てたほうがいいのかしら?
レンゲの栽培方法について教えてください。
根粒菌についても知りたいです。
回答 「れんげ」につきましてのご質問に以下の通りお知らせいたします。
播種時期
  暖地: 9月下旬〜11月中旬(開花4月下旬〜5月)
  寒地: 8月下旬〜9月上旬
※北海道と東北の一部は越冬不可。
播種量 0.3〜0.4kg/a
播種方法は畑などでは播種後覆土(1cm位まで)し鎮圧します。
水田の後作ではバラまきします。
田の裏作に使われることが多いことからも、乾燥する場所では定着が難しいです。
国内の水田の土にはレンゲの根粒菌は大体共生していると言われていますので水田の土をタネにまぶして播けば大丈夫でしょう。
秋のうちに生育をさせたほうが、春には株が大きくなります。
逆に秋に生育が遅れると、株が小さなまま花をつけてしまいます。
土壌を耕耘するのは、タネをまく前の方が良いと思います。
タネをまいた後では、土の中深く入りこんで発芽しないタネが出て来たりと、ムダがでてしまいます。
根粒菌とは、マメ科植物の根に共生する菌です。
空気中の窒素を固定して、植物への窒素供給に貢献します。