調べる

栽培基礎講座

戻る


宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
シュウメイギク
開花期:9月〜10月
花の色:紫紅・白
観 賞:庭・花壇・鉢植え・切り花
性 質:強い。半陰地
草 姿:株立ち群生。50〜80cm
植替え:3〜4年目。4月
類 縁:キンポウゲ科。アネモネ
原産地:中国、日本に野生化
 中国産の宿根草花で、古くに僧侶が持ち帰ったものが、山間のお寺やそのまわりの山野に野生化しており、京都の貴船山中に多いとして、キブネギクの名もあります。名前はキクでもじつはアネモネの仲間で、古くからのものはすべて八重咲きでタネができず、もっぱら根茎だけで増えます。一重咲きや白色、桃色のものは欧米から入った交雑品種で、背丈も高く、日当たりがよいと育ちます。

株分けと植え方
 花の咲いた親株は弱り、それから伸びた地下茎の先に苗が育つので、これを取り分けて植えると、2年目に花が咲きます。放置すると株は次第に移動して茂ります。2年ごとに違う場所に苗を植えるとよいでしょう。
 適地は半日陰で少し湿った場所ですが、交雑種は日当たりのよい乾燥地でもよく育ちます。山村の集落では石垣の間から伸びて咲いたものが見られ、こうした場所や傾斜地を利用して植え込むのも、一つの工夫だと思います。
 苗の間隔は30cmくらいでよく、土がかたくなると育ちが悪くなるので、堆肥を十分入れます。
一覧に戻る