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栽培基礎講座

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宿根草花の知識 作り方のポイント


宿根草花
フクジュソウ
開花期:1月下〜2月
花の色:黄・朱黄色
観 賞:庭・鉢植え
性 質:寒さに強く、暑さに弱い
草 姿:株立ち群生。30cm
植替え:3〜5年目。11月〜12月
類 縁:キンポウゲ科。クリスマスローズ
原産地:日本の山地〜シベリア東部
 早春の光をあびて、黄金色の花を開くフクジュソウは、まさに名前にふさわしい花です。昔からお正月の花として喜ばれてきましたが、現在の暦では2月が花期で、日だまりでは1月下旬に咲き始めます。早く咲かそうとすると無理がありますが、庭木の下陰に植えておけば、手入れの必要もなく、毎春花が咲き増えます。野生のものより「福寿海」という園芸品種が丈夫でよく増え、花も上品でおすすめです。

株分けと植え方
 庭植えで条件がよいと3年で2倍、5年で3倍ほどに増えます。株分けは晩秋(寒地では花の直後)で、土をよく落とし、芽とかたく長い根が平均につくように、分けやすいところで分けます。目安は3〜5芽1株です。適地は冬から春に日が当たり、夏は日陰となる落葉樹の枝下で、鉢植えの残土を盛り土にして植えると好成績です。30〜40cmに1株、芽の基部が5cmほど地中に入るたびに土をかけます。
 鉢植えは6号鉢に3芽1株、水はけよく植え、毎年植え替えます。浅鉢ではだめです。

手入れ
 花後には追肥をして、葉が長く枯れずに残るように努め、夏は日陰にします。据え置きのものは、11月ごろに堆肥を与えます。
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