タキイ種苗入社の理由
元来、農業に興味があった訳ではないのですが、個性的なメーカーを色々訪問していた中の一つにタキイがあり、説明会や面接を受けた際に、興味を覚えたので入社を決断しました。
 
現在の仕事と役割
1997年から、インドネシア、ジャワ島のバンドン市に駐在し、営業活動を行っています。タキイはインドネシアでは、主にキャベツと白菜の種を現地農家向けに販売しています。こちらには冬がなく、 キャベツの類は玉は出来ても種が採れないので、非常に大きなマーケットになります。本来の仕事は営業、つまり現地代理店との交渉、品種推進活動等ですが、日本人駐在員は私一人だけですので、事実上「何でも屋」です。特に重要な仕事として、試作用の畑を運営し、現地の状況に促した新品種を育成する為の試験栽培を行っています。品種改良の国際的な技術競争は熾烈で、より現地の状況に合った種が求められます。日本で育成された品種は、インドネシアではうまく育たなかったり、現地の人々の好みに合わなかったりする場合も多いのです。
 
仕事上のモットー
私のお客さんは、言葉は勿論、文化的背景が全く異なる外国の方ですので、日本人の価値観で一方的に決め付けたり、それを相手に押し付けたりして、誤解や反感が生じることのない様に気をつけています。 
 
仕事における「やりがい」
現地の人々の食生活を支え、役に立っているという思いは、仕事を行う上で大きなやりがいとなります。
 
仕事に必要な知識/技術の勉強法
入社時には、私は農業の知識は全く無く、英語もあまり得意ではありませんでした。現在の知識は、殆ど日々の業務を通じて得たものです。また、現在はインドネシア語を仕事で用いていますが、これは駐在を始めてから、現地の語学学校に通い、又、日常生活で努めてインドネシア語を用いるようにして、習得したものです。入社時から、完璧な知識や技術を持ち合わせている必要はありませんが、必要な知識は、その都度、自主的に勉強したり、先輩達から教わる機会を最大限に利用したりすることが大切です。 
 
タキイの仕事から学んだこと、成長した点
タキイに限った訳ではありませんが、会社で仕事をするということは、実務知識は勿論のこと、人との接し方、時間管理など、数々の経験を通じて、ありとあらゆる事を学ぶ結果となります。私自身についても、まだまだ改善の余地は多いですが、新入社員の頃の自分と比べた場合、今の私はかなり良い意味で「変わった」と言えます。
 
部署・チームの凄い点
私が所属する海外営業部は、総勢20人強の小さな部署ですが、市場があれば世界の何処にでも出向いて営業活動を行うバイタリティーが満ちあふれている集団です。
 
職場の雰囲気
海外営業部は、ひとことで言えば、自由闊達な雰囲気の部署です。中堅部員の多くは海外拠点に出向している為、部内の年齢層は比較的若く、若い人でも大きな仕事を任される機会が多くあります。
 
仕事における将来の目標
インドネシアでの育種活動により、これまでに無い優れた品種を今後多数育成し、それを販売する事によって、売上を伸ばして行きたいと考えています。
 
タキイ種苗の良い点
大きすぎず、小さすぎない、丁度良い規模の会社であると思います。伝統のある会社で、経営基盤はしっかりしており、なおかつ、ここ数年社内の人事制度や、品質管理など数々のイノベーションを実行中です。
 
息抜き・ストレス解消法
犬を2匹飼っているので、日頃は空いた時間に彼らの相手をすることが、気晴らしになっています。
 
学生の皆さんへのメッセージ
企業で課せられる仕事は、必ずしも楽しいものばかりとは限りません。特に新入社員のうちは、下積み仕事が多く、入社前に思い描いていた希望と現実とのギャップに悩む方も多いことでしょう。しかし、3年ほど与えられた仕事をきちんとやり通し、なおかつ自己を磨く努力を怠らなければ、必ずより高次の仕事へのステップアップのチャンスが与えられ、仕事内容はどんどん面白いものになって行きます。それまでは、己を叱咤激励するための動機付けが必要です。そこで、皆さんは今何が自分のやりたい仕事なのか、どの企業が自分に向いているかをしっかりと見定め、皆さん自身で選択し、その選択に自信を持って新しい職場に臨み、ベストを尽くすよう努力してみてください。
 
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