タキイ種苗株式会社

ロメインレタス“ロマリア”

トレンド野菜として注目のロマリアはタキイ種苗が育成した
ロメインレタスです。
肉厚で水分が満ちた葉は、かじると芯はじんわり甘く、
外葉は青いほろ苦さがあります。
一般的な玉レタスとも違う、パリッとした食感とボリュームは
火を通しても残るため、生で食べるサラダだけでなく様々な
調理に使っていただけます。

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Aboutロメインレタスとは?

ヨーロッパのエーゲ海コス島の原産といわれ、イタリアで多く栽培されています。
立ちチシャとも呼ばれ、外葉が直立し、砲弾型に軟結球するレタスです。
ほのかな甘みと苦みがあり、葉は厚みがありしっかりしているが、葉先はやわらかく、
葉脈はシャキシャキとした食感が特長で、生食だけでなく炒めものなどにも適しています。
"ロメイン"とは、"ローマの"という意味でローマ時代から食べられていたとの諸説もあります。
近年、日本でも、「シーザーサラダ」によく使われるレタスとして知られています。

Characteristicロマリアの特長

【 ※日本食品標準成分表(七訂)/可食部100g当たり 】

食物繊維
(総量)
ナトリウム カルシウム マグネシウム β-カロテン 葉酸 ビタミンC
玉レタス
(土耕栽培・結球葉・生)
1.1g 2mg 19mg 8mg 240μg 73μg 5mg
ロメインレタス
(葉・生)
1.9g 16mg 29mg 12mg 510μg 120μg 8mg

Method栽培方法

品種

「ロマリア」「晩抽ロマリア」の2品種を、うまく使い分けることで安定出荷をめざしましょう。

使い分け

ロマリア 農林水産省登録品種品種名:TLE487

春~初夏どりや晩秋~初冬どりなど、より低温肥大性が求められる作型では「ロマリア」が適します。

  • 幅広い作型で作りやすい!
  • 葉枚数が多く歩留まりにすぐれる

晩抽ロマリア 農林水産省登録品種品種名:TLE488

夏どりや秋どりなどの気温が高い時期には晩抽性と耐暑性が特にすぐれる
「晩抽ロマリア」が適します。

  • 高温期に作りやすい!
  • 肋のねじれが少なく形状安定

栽培(中間地秋どり)

中間地で初めて栽培される方は、9月初旬播種の11月~12月収穫の作型がおすすめです。

播種と育苗

レタスの種子は25℃以上になると休眠し、発芽しにくくなる性質があります。
気温が25℃以上の場合は、播種後、2日程度はトレイを軒下など涼しい場所におくか、
遮光資材(タキイホワイトなど)で直射日光をさけるなどの配慮が必要です。
また播種を夕方に行うのも効果的です。

畑の準備~定植

ロメインレタスは草姿が立性で密植できるため、反当たりの栽植本数は玉レタスよりも多くなります。施肥量は同時期の玉レタスに比べて2割増し程度が適します。
初期から生育を順調に進めるために、干ばつ時には1週間に1回を目安に、早めに潅水を行います。

【3条千鳥植えの場合】
・畝幅120~150㎝ ・条間30㎝ ・株間25㎝

【施肥量の目安】
チッソ・リン酸・カリ 10aあたり各14~18kg ※11~12月収穫の場合

マルチの利用

肥効や土壌水分の急激な変化を防ぎ生育をスムーズに進めるためには、マルチ栽培が適します。

病害防除と生理障害対策

細菌性病害
高温で雨の多い時期に発生しやすい。
べと病・灰色かび病・菌核病等の糸状菌病害
適温~低温期にかけて発生しやすい。

いずれの病害も登録のある殺菌剤を予防的に散布し、発病を未然に防ぐよう心掛けましょう。

チップバーン
圃場の急激な乾湿の繰り返しによる根傷みや、多雨・多肥栽培による過剰生育などで発生しやすくなります。圃場の排水を図り、適切な施肥量で栽培を行って下さい。
干ばつが続く場合は、適宜潅水を行い、圃場を適湿に保ちます。

適期収穫

収穫の目安は頭部の空間が500円玉程度の大きさまでに閉じてきたころです。
頭部が完全に抱合してしまうと過熟になり、チップバーンの発生や肋部の傷み・ねじれなどの品質低下に繋がるので注意し、適期収穫を心がけましょう。

How to食べ方・レシピ

葉に厚みがあり、サクッとした歯ごたえが楽しめるロマリア。
普通のレタスに比べ、ほのかな苦みを楽しめるのが、味の特徴です。
シーザーサラダのメイン素材として人気がありますが、加熱してもおいしい野菜。炒め物やおひたしもおすすめです。
その他、ロマリアを使ったレシピは以下をご覧ください。

※ レシピ提供:キユーピー株式会社

※ レシピ提供:キユーピー株式会社