スイートコーンの家系図(出身地)
トウモロコシの原産地と起源についての有力な説は、原産地はメキシコ高原と南米ボリビアの2カ所以上であることと、野生のテオシントとトリプサクムが関与しているとする考え方です。
スイートコーンの成立はトウモロコシが成立してしばらく後で、デントコーン、フリントコーン、フーリコーンなどの雌しべの子実胚乳中に生じた突然変異とされ、単純劣性遺伝します。また、スーパースイートコーンは通常のスイートコーンと異なるほかの単純劣性因子によって発現します。
スイートコーンが一般的に利用され始めたのは1800年代初期のアメリカからで、1900年代にはアメリカの全域に定着しています。
スイートコーンが日本に上陸したのは?
北海道農試が明治37年にアメリカから導入した「ゴールデン・バンタム」が始まりで、1958年に交雑品種「ゴールデンクロスバンタム」が導入され広く普及しました。
別に「スーパースイート」は昭和40年代初期に導入され、生食用、冷軸用として爆発的に増加しました。さらに1983年にはバイカラー品種が登場しました。
わが国のスイートコーンの栽培面積と収穫量
平成22年(2010年) 農林水産省統計
  栽培面積 (ha) 収穫量 (t)   栽培面積 (ha) 収穫量 (t)
全国 25,300 234,700 福島県 831 4,250
北海道 9,640 107,000 山梨県 781 9,220
千葉県 1,720 16,900 岩手県 622 3,300
長野県 1,350 9,400 栃木県 593 4,580
茨城県 1,310 14,500 宮城県 592 2,650
群馬県 1,200 10,400 愛知県 571 5,710
世界のスイートコーンの収穫面積と生産量
2010年 FAO統計(Area harvested, Production)(Maize)
  収穫面積 (ha) 生産量 (t)   収穫面積 (ha) 生産量 (t)
世界 161,908,449 844,405,181 インドネシア 4,143,250 18,364,400
アメリカ 32,960,400 316,165,000 ナイジェリア 3,335,860 7,305,530
中国 32,517,868 177,540,788 タンザニア 3,100,000 4,475,420
ブラジル 12,814,800 56,060,400 アルゼンチン 2,902,750 22,676,900
インド 7,180,000 14,060,000 南アフリカ 2,742,000 12,815,000
メキシコ 7,148,050 23,301,900 ウクライナ 2,647,600 11,953,000