キュウリの病害
病 害
発 生 条 件
伝  播
べと病
20〜25℃で多湿、肥料切れ 空気伝染
うどんこ病 25℃やや乾燥 風により飛散
褐斑病 25〜28℃、高温多湿 飛散、資材に付着
炭疽病 23℃、多湿チッソ過多 雨媒、被害株、種子
黒星病 17〜21℃、低温多湿 風雨、資材に付着
斑点細菌病 25〜27℃、多雨 種子、土壌、雨媒
ウイルス病 アブラムシ アブラムシ、接触
つる枯病 過繁茂、多湿  
つる割病 土壌中の菌密度上昇 土壌
備考;特にタキイ夏秋キュウリはべと病やうどんこ病に強く薬散労力が軽減できる省力品種です。
   
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キュウリの生理障害
萎凋症状
 生理障害の場合と病害の場合がありますが、生育初期に高温期を経過するハウス抑制栽培に多く、株負担の増大する収穫初めごろから発生します。接ぎ木栽培ではウイルス感染による萎凋があります。萎凋の発生したものでは、チロシスによる導管閉塞が認められることがしばしばあります。
褐色小斑症
 主に低温期の栽培で下葉から発生し、次第に上葉におよびます。葉は葉脈に沿って褐色または油浸状の斑点が条状に現れ、次第に広がって葉脈間におよびます。抵抗性に品種間差があります。
まだら症状、黄白化症状
 原因不明ですが排水不良、有機質不足、土壌養分のアンバランスな圃場に見られます。
キュウリの変形果の原因
尻太果、尻細果、曲がり果
 草勢弱く(日照不足、高温乾燥)着果過多、栄養不足で発生します。
くびれ果、空洞果
 水分不足による草勢低下、ホウ素欠乏など。
葉つき果
 低夜温と栄養過剰が原因。
短果
 主枝の2〜3番果、生育後半の低温期に果実が短くなりやすい。
長果
 生育が最盛期を迎えた側枝2〜3番果では果実が長くなりやすい。
   
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