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ダイコンのトウ立ち(抽苔)はなぜ起きるか?
…種子春化型(シードプラントバーナリゼーション)
種子が吸水し動き始めた時から低温に感応し(苗齢に関係なく)花成が誘起され、花芽分化します。分化後は高温長日条件で抽苔が促進されます。一般に12〜マイナス1℃の範囲で感応し、敏感なのは5〜7℃とされます。晩抽系は低温は変わらないものの、低温遭遇時間の要求量が多くなります。
…離(脱)春化作用(ディバーナリゼーション)
夜間の低温感応を日中の高温で打ち消す作用で、20℃以上の高温が必要です。高温が4〜6時間以上確保できれば完全に離春化されます。ただし毎日の反復が大切で、昼間温度が上がらない日が3〜5日も続くと花芽分化を起こし、その後は逆転しません。 |
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