レタスの定植本数
10a当たりの必要苗数は3条植えで5,500株。4条植えで7,000株。全面マルチ栽培で8,200株。そのための種子量は10a当たり、20〜25mlが必要です。

レタスはどれくらい肥料が必要か?
10a当たり5t収穫すると、養分吸収量はN;8.0kg、P2O5;4.4kg、K2O;20.0kg、CaO;4.0kg、MgO;7.6kg吸収されており、それから換算して一応の基準としては10a当たり、冬どりで25〜35kg、秋どりや春どりで15〜20kg、夏秋どりで8〜12kgで普通は三成分を等量とします。その他完熟堆肥を2t程度施すのが適当です。
レタスは浅根性で、酸性に弱く、最適土壌pHは6.6〜7.2です。
レタスの結球
結球態勢に入るには、十分な外葉の肥大と一定の外葉数が必要です。結球開始期における外葉の枚数は12枚前後が必要で、葉が立ち上がり、幅広な葉形となって、葉面積が確保されることです。
レタスのトウ立ち(抽苔)はなぜ起きるか?
高温によって花芽分化が誘起され、グレートレークスで花芽分化の有効積算温度(5℃以上)はおよそ1,700℃で、分化から抽苔までの日数は、気温が25℃くらいでは10日、20℃で20日、15℃ではおよそ30日かかりますが、15℃以下では抽苔までに玉の収穫ができ、実用上問題となりません。
なお抽苔は長日条件でさらに助長されます。
最近の品種改良により、従来抽苔の早かったサリナスタイプなどでも、晩抽性にすぐれる品種が育成されています。