メロンの主要病害と対策は?
病害 病徴 対策
うどんこ病 葉の表裏に白色の粉で覆われた病斑。 発病初期の防除を徹底する。
べと病 葉脈に囲まれた不正多角形の黄褐色病斑。 ハウス内を乾燥条件とする。
つる枯病 主として地際部の茎に発生。茶褐色の油浸状の病斑。葉にも発生する。 下葉2〜3枚を摘葉し、通風をよくする。
つる割病 肥大期に急に萎ちょうし、夜になると回復するが、次第に回復しなくなり枯死する。茎に茶褐色の条斑を生じヤニを発生。 耐病性品種の使用。接ぎ木による回避。土壌消毒。
ウイルス病 葉が萎縮して葉色に濃淡が出る。 アブラムシの防除発病株は早期に発見し抜き取る
えそ斑点病 葉脈に沿って樹枝状の病斑を形成。地際部の茎ではトリアシ状になる 土壌消毒。
 
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メロンの生理障害と対策は?
生理障害 原因 対策
発酵果 チッソ、カリ過剰によるCa不足、草勢の強すぎ、低温による果実の硬化しすぎ、収穫時の草勢低下などにより発生。 施肥量の適正化。Ca剤の葉面散布。着果期の温度確保。収穫時にしおれる場合は遮光などにより草勢を維持する。
裂果 低温乾燥で表皮が硬化した状態で、内部発育が急に行われたときと、収穫直前の大雨や土壌水分の急激な変化により発生。 ハウス、トンネルの排水を図る。適性な温度と水分管理。収穫時に養水分の吸収を高めない。
肩こけ果 交配期の低温や水分不足などによる受精不良により種子の入りが悪いと発生。 花芽分化期、初期肥大期の適正な肥培管理。交配期の温度確保。
汚斑点 チッソ過多、日照不足、低夜温、多湿などによるチッソ過剰の状態と薬害により発生。 施肥量の適正化と適正な肥培管理。
 
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