ナスの定植
(1) 土壌条件
 土壌水分が多く、耕土の深い沖積土壌に適します。土壌酸度は比較的適応性が広く、微酸性から中性に近いpH6.0〜6.5に適します。
(2) 定植苗
 1番花の開花直前苗が定植の理想ですが、ポットの大きさに応じてポット内に根が回りすぎないよう定植します。
・若苗定植 過繁茂 石ナス    
・老化苗定植 活着不良 低段着果不良 過繁茂
      草勢弱 収量少
(3) ナスはどれくらい肥料が必要か?
 ナスは多肥を好む代表的作物です。ナスの収量を1tあげるために吸収される量は、チッソ3.4kg、リン酸は1.0kg、カリ5.7kg前後といわれています。
 したがって施肥量の目安は元肥として、10a当たり、チッソ23〜25kg、リン酸25〜30kg、カリ20〜23kgのほか、堆肥3t、苦土石灰150kgを施します。
 追肥は1番果収穫時期から始め、10〜14日おきに、化成肥料ではチッソ成分量3〜4kg/10a。
 液肥ではチッソ成分量1〜1.5kg/10aを7〜10日間隔で施します。
 冬は約2倍の間隔をあけて追肥します。
(4) 畝幅と株間
長期栽培(霜が降るまで) 幅180〜200cm×株間60〜70cm
1条植え、10a当たり750〜900株
1株当たり100果収穫