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オクラの播種
露地栽培での播種の方法は直播と育苗があります。移植すると植え傷みが大きいので直播が多いです。ハウス栽培では、発芽温度を維持する必要があるので育苗を行います。
オクラのタネはかたい種皮に覆われているので、そのまま播種すると発芽に時間がかかり、初期成育の不ぞろいを招きます。播種の前には一晩水かぬるま湯につけておくと発芽がよくなります。
オクラの耕種基準はトンネル露地栽培で畝幅150〜180cmで2条植え、株間15〜30cmぐらいが適当です。促成では株間20〜30cmに設定し、疎植とします。
作型 |
畝幅(m) |
株間(cm) |
条数/畝 |
株数/穴 |
トンネル
露地 |
1.5〜1.8 |
15〜30 |
2 |
3〜5 |
促 成 |
1.5〜1.8 |
20〜30 |
2 |
3〜5 |
半促成 |
1.5〜1.8 |
15〜30 |
2 |
3〜5 |
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オクラの栽培管理
一般の露地栽培では、生育が進んだ7〜8月ごろが収穫の最盛期となります。その時期は高温乾燥時期で、草勢低下、莢の品質低下を防ぐため、積極的な潅水が必要となります。
摘葉は収穫莢の下1〜2枚の葉を残し、それから下を取り除きます。それにより収穫時の作業性の向上、病気の発生予防、莢が濃緑になり品質が向上するなどの効果があります。 |
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オクラの収穫適期
莢の長さ8〜10cmで収穫します。収穫が遅れると莢が硬化して品質を落とすので、適期収穫を心掛けます。開花後、収穫までの日数は、6月で7日、7月で4日、8月で3日が目安です。 |
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