温度: |
雌しべにとっては22℃が適温で、35℃以上になると受精能力が失われます。
花粉については20〜25℃が適温で、38℃以上の高温や5〜10℃の低夜温では、受精しにくく変形果や落果が多くなり、着果しても果実内の種子数が著しく少なくなります。 |
日照: |
日照の少ない時期には、花芽の分化・発育が不良で、開花数も減少し、落果も多くなり収量が減少します。日照不足の影響がトマト、ナスより少ないとされていますが、最低でも3万ルクス以上の日照が必要になります。 |
湿度: |
空中湿度が高いと結実もよくなり、収穫果数も多くなります。ただし空中湿度が高い場合でも、土壌水分が十分でないと収量が上がりません。 |
養分: |
果実は着果から肥大、成熟する間、花、果実、茎葉、根などの各器官との間に養分の強い競合関係があります。よって着果数が多くなりすぎたり、収穫遅れの果実が多くなると、各器官への分配養分が少なくなります。地上部では葉面積が小さくなり、地下部では根の生育が不良となって同化能力が低下し、花芽分化、着果、肥大が悪くなります。 |