ピーマンの害虫は?
害虫名 特徴 対策
ミカンキイロアザミウマ 雌成虫の体長は、1.3〜1.7mmで、体色は夏は黄色、冬は茶褐色。花を好んで寄生し、TSWVを媒介する。 薬剤散布。
ミナミキイロアザミウマ 雌成虫の体長は、1.2〜1.4mm、体色は淡黄ないし橙黄色で、成虫は主に芽に寄生し、幼虫は主に葉脈に沿って加害する。 ハウス栽培では近紫外線除去フィルムが有効。
薬剤散布。
チャノホコリダニ 生長点付近の新葉が著しく萎縮し、展開葉がウイルス症状のように萎縮し波打つ。
被害が進むと生長点が止まる。成虫は半透明で、体長0.2mmで肉眼では見えない。
薬剤散布。
ハダニ類 ナミハダニ、カンザワハダニ、ニセナミハダニなどがある。3種とも体長は0.4mm前後で葉裏を中心に寄生する。初期は下葉からかすり状に緑が抜け、被害が進むと緑がなくなり、落葉する。 高温乾燥条件下で、草勢が低下すると発生しやすいので、追肥・潅水が大切。
薬剤散布。
タバコガ 成虫の体長約17mm、前翅は黄褐色である。
老熟した幼虫は、薄い緑色で側線に白いスジがある。
ハウス抑制栽培では、防虫網を張り飛来を防止する。
薬剤散布。
アブラムシ モモアカアブラムシ、ワタアブラムシなどがある。直接吸汁の被害のほか、排泄物による「すす病」も問題。CMVなどのウイルスを媒介する。 育苗期間中の防除が重要。粒剤の株元散布など有効。
シルバーマルチによる有翅虫の飛来抑制。
薬剤散布。
   
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