種類 |
症状 |
主な原因 |
対策 |
ボトニング
(早期抽苔) |
花蕾肥大に必要な葉数を確保する前に花芽分化し、結果的に小花蕾となります。 |
低温・活着不良・肥切れ・根傷み |
温床育苗で最低夜温10℃を保ちます。露地の早植え限界は平均外気温が10℃なので、それ以前に定植する場合はトンネル栽培。老化苗、大苗定植を避けます。 |
リーフィー (さし葉) |
生殖生長が途中で停止し栄養生長に逆戻りした結果、花蕾の間に葉が発生します。 |
花芽分化期の低温不足・花蕾肥大期の高温・チッソ過多 |
夏まき栽培で早まきしすぎないよう注意。花蕾肥大期の肥効を抑制します。 |
ヒュージー (毛羽立ち) |
花蕾形成の比較的後期に高温条件に遭遇。極小さな苞葉が表面に出ます。 |
活着不良・チッソ過多・高温条件 |
夏まき栽培で早まきしすぎないよう注意。花蕾肥大期の肥効を抑制します。 |
ライシー |
花蕾肥大期に個々の蕾が発達して花蕾の表面に飛び出します。 |
低温 |
乾燥に注意、適期収穫を行います。 |
ブラインド
(芯止まり) |
成長点の生育が座止し、そこから苞のような葉を形成します。 |
高温条件・凍害で同じ症状あり |
作型にあった品種選択と凍害を回避します。 |