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ホウレンソウの主な作型
播種期
収穫期
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ホウレンソウはどれくらい肥料が必要か?
秋まき栽培で10a当たり成分量で、チッソ20〜22kg、リン酸20〜23kg、カリ20kg、春まき・夏まきでチッソ15kg、リン酸20kg、カリ15kgくらいとします。完熟堆肥とリン酸を十分施して根張りをよくします。そのほかに石灰、マグネシウム、ホウ素などの微量要素も必要です。
ハウス雨よけ栽培では肥料の流亡が少なく、連作すると塩類集積が激しく生育障害を招くことがあるので、連作するほど施肥量を減らさなければなりません。
ハウス土壌のECは0.3〜0.6ms/cm程度がよく、1ms/cmを超えると生育障害を起こしやすく、1.5ms/cm以上で発芽や生育障害を起こします。
夏どりホウレンソウ(連作)の施肥例
(ECによる次作の施肥決定…岐阜高冷地農試)
施肥前のEC(ms/cm)
3要素各施肥量(kg/a)
0.00〜0.25
2.0〜2.2
小粒固形肥料(N・P・K5%)、18kg/aと普通化成肥料併用を条件に設定し、減量は普通化成肥料から行います。特に酸性に弱いため、土壌pHは6.5以上に矯正しておきます。
0.25〜0.40
1.5〜1.7
0.40〜0.50
1.0〜1.2
0.50〜0.60
0.5〜0.7
0.60〜
0
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ホウレンソウの水管理はどれくらい?
発芽がそろうまでは湿潤に保ち、その後は控えめとする。
生育過程と潅水量