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2005.5 |
耐病性記号表記の変更のおしらせ |
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2005年新発表品種の果菜類から、各種病害の多様化とタキイ品種が付加する耐病性の増加にともない、それらをより正確に伝えるために、新規病害に新たな記号を付け、古い品種での記号記載を見直しと記載順序の統一を行ってまいります(今後発行のカタログ、絵袋、今後アップするタキイの野菜コンテンツ)。ただし、現在アップ中のタキイの野菜コンテンツ中の表記については、2005年新発表以前の品種説明等に関して、旧名称記載の改変は行っておりません。耐病性記号の旧表示、新表示一覧表を以下に添付致しますので、対照してご確認ください。 |
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(新表記の変更点)
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記載順序に関して:「ウイルス−細菌−糸状菌(地下部病害−地上部病害)−線虫」
それぞれの中での順序はアルファベット順を基本にするが、近縁病原菌は連続させる。例)トマトの「F1.F2.F3.J3」、ピーマンの「TMV.ToMV.PMMoV-L3」 |
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区切りははピリオド「.」を使う。 |
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完全抵抗性と耐病性の誤解を避けるため、記号最後尾の「R」は表示しない。 |
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新規病害は基本的にISFコードを付ける。 |
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<トマト>
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略称記号に変更ないもの
青枯病:B、褐色根腐病(コルキールート):K、半身萎凋病:V、斑点病:LS
萎凋病レース1,2,3:F1,F2,F3、根腐萎凋病:J3、根こぶ線虫:N |
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略称記号を変更するもの
葉かび病:CL→「Cf4」あるいは「Cf9」の因子表記に変える。凡例は「葉かび病Cf4型、Cf9型」
ToMV(トマトモザイクウイルス):Tm-1,Tm-2,Tm-2a「TV」とだけなっている古い品種は上記の因子表記に変える。今後、Tm-2とTm-2aは明確に区別する。
今後、記事やカタログで当ウイルスを表記する場合は、「TMV」でなく「ToMV」とする。 |
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記載順の変更:Tm-1.Tm-2.Tm-2a.B.F1.F2.F3.J3.K.V.Cf4.Cf9.LS.N. |
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<ナス>
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略称記号に変更はない
青枯病:B、半身萎凋病:V、半枯病:F、根こぶ線虫:N |
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記載順を変更:B.F.V.N. |
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<ピーマン>
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略称記号を変更するもの
TV→「TMV.ToMV」(京波など従来品種が対象) PMMoV→対象ストレインを加えて「PMMoV-L3」とする(京鈴、京ひかり対象)
凡例は「トウガラシマイルドモットルウイルスL3型」
例)京波は「TMV.ToMV.」、京鈴は「TMV.ToMV.PMMoV-L3.」 |
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新規病害の略称記号
青枯病:「B」(トマトにあわせる)、疫病:「Pc」 |
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記載順の変更:TMV.ToMV.PMMoV-L3.B.Pc. |
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<メロン>
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略称記号に変更がないもの
うどんこ病:PM |
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略称記号を変更するもの
つる割病:対象レースを加えて表記する レース0,1,2,1,2y→F0.F1.F2.F1,2y
現在のFは「F0,F2」に変更
※うどんこ病については、レース自体が複雑化し不明確な部分があるので「うどんこ病は菌の種類、レースによっては発病の懸念のあることを注釈する。
メロンえそ斑点ウイルス:MNSV |
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記載順の変更:MNSV.F0.F1.F2.F1,2y.PM |
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<つるなしインゲン>
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