病 害 |
症状と発生要因 |
対策と防除 |
ウイルス病 |
CMVによるものは葉面のモザイク症状が主体。BBWVによるものは最初葉面に径0.5~1mm程度の紫褐色のえそ斑点が現われ葉はねじれます。モモアカアブラムシ、ワタアブラムシによって伝播します。 |
アブラムシ防除。 |
青枯病 |
収穫の始まるころから発生。株の一部または全体が急激に水分を失ったようにしおれます。病株の茎を横断すると導管部がやや褐変し、その部分から白濁の細菌汁液を分泌します。高温多湿で多発。 |
連作を避け接ぎ木栽培。土壌消毒。夏季地温を上昇させないよう敷きワラなどを行います。 |
半枯病 |
半身萎凋病と判別が難しい。葉脈に沿って網目状に黄変。幼葉では主脈が曲がり奇形葉となる。葉はしおれず落葉する。病株の茎を切断すると導管部が黄褐色に変色しているが赤ナス台の接ぎ木ナスには発病が見られない。濃い黄色に黄化。 |
同上 |
半身萎凋病 |
葉脈間、葉縁部に退色が生じ黄化してしおれます。典型的な場合は株の片側の葉が全体に黄化・萎凋して垂れ下がり枯死します。赤ナス台でも発病します。黄化は薄めの黄色。比較的涼しい条件で発病。 |
同上 |
灰色かび病 |
主に果実の開花後の花弁からの感染が多い。果実の病斑は陥没して暗褐色になり表面に灰色のかびを生じる。 |
風通しをよくする。 |