蛾の仲間。幼虫が食害する。
 幼虫は黄白色で体長5ミリ〜2センチ。背中に模様がないことによりアワヨトウと区別できる(写真1)
 
 


 幼虫は茎に潜り込んで髄を食べ、1〜2ミリの小さな黄褐色のふんを出す(写真2)。葉も食べるが、葉の被害は無視できる。
 雄穂・雌花を糸でつづって食べ、枯死させる。
 最も大きな被害は子実で、子実に潜り込んで食い荒らす(写真1)
 
 


 春から秋まで2〜3回発生する。
 キビ・アワ・ヒエなどのイネ科作物に発生する。
 
 


 茎や果実に潜り込んだ虫に対する効果は低いので、雄穂(株の先端の穂)が見え始めたころから1〜2回、プレバソンフロアブル5、トレボン乳剤などを散布する。
 家庭菜園ではネットを被せて成虫の侵入を防ぐとよい(写真3)

注.2003年の改正農薬取締法施行にともなって、これまであいまいであった「トウモロコシ(子実)」と「未成熟トウモロコシ(スイートコーン)」の区別が明確になったが、登録作物名の「トウモロコシ」には「未成熟トウモロコシ」が含まれ、スイートコーンにも使用できる。ここでは「トウモロコシ」または「未成熟トウモロコシ」に使用できる薬剤を示した。

データ作成年月日:2015/1/30

▼▼▼ ご注意 ▼▼▼
 文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

 農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。
 農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。
 本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。
 病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
写真1(HT)

 
写真2(HT)

 
写真3(HT)

 

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