上位葉が黄化するとともに横側から枯死する。写真はホウ素を欠如した水耕栽培で再現した症状。処理1週間目程度から上位葉の展開が阻害されてくる(写真1)。その後上位葉はデコボコした感じに変形し、両脇部分から白く枯死した(写真2、3)。写真4、5は現地で生じたホウ素欠乏症。
ホウ素の水溶解度は土壌pHで大きく変化する。酸性土壌ではホウ素は水に溶けやすい。この時に降雨や潅水が多すぎると土から流亡してしまい、欠乏症の原因となる場合がある。反対にアルカリ土壌では不溶性となり、これも欠乏症の原因となる。また、土壌が乾燥しすぎても発生しやすい。
ホウ素欠乏に対する耐性は作物により異なるが、ハクサイを含むアブラナ科野菜は欠乏症に弱い作物として知られている。ハクサイであれば作物体中に10ppm以下では欠乏症の心配がある。土壌診断も効果的で、pHが高すぎないか、低すぎないかチェックしたい。土壌の乾燥状態も重要。
ホウ素の施用が有効で施用量はホウ砂で0.5〜1kg/10a程度、過剰症の出やすい要素でもあり、施用は慎重に、土壌の乾燥を抑え、pHを適正に管理する。
データ作成年月日:2003/06/10
▼▼▼ ご注意 ▼▼▼
生理障害は、一般には肥料要素の欠乏または過剰により発生しますが、その原因に関しては、単純にその要素のみが欠乏または過剰の場合以外にも、他の肥料要素の多少が影響して起こる場合や、土質やpHなどの土壌条件が影響する場合、温度や水分など気象条件が影響する場合など、さまざまな環境条件が重なって発生している場合が多く、簡単には特定できないことが多々あります。
従って、その対策を講じる場合は、土壌分析を行うなど圃場の土壌条件を把握した上で行うようお願いします。
また、症状が生理障害に類似した病虫害もあり、生理障害との区別が難しい場合があります。詳しくは、農協や公共の指導機関にご相談ください。
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