葉の葉緑がモザイク状の濃淡、葉脈透過、葉脈緑帯などさまざまな症状を現わす。株の生育が悪く結球も不良で、外葉から黄化し葉先が枯れ込む症状を示すことが多い。外葉の緑色が抜けて黄白色となることもある。
 2種類のウイルスによるが、症状から病原ウイルスを特定することはできない。

 
 


 病原:ウイルス
  (1)キュウリモザイクウイルス(CMV)
  (2)レタスモザイクウイルス(LMV)
 (1)(2)の単独あるいは複合感染による。
 (1)はアブラムシ伝染と汁液接種。他作物や雑草などからアブラムシによって伝搬される。
 (2)はアブラムシ伝染と汁液接種、種子伝染により伝搬する。種子伝染により発病した株が第一次伝染源となってアブラムシにより二次伝染する可能性がある。

 
 


 本病の防除は、基本的にアブラムシの防除に尽きる。
 播種前に前作野菜や周辺雑草を除去する。
 障壁作物として陸稲やキビを畝間に作付ける。
 シルバーポリマルチを敷き、シルバーテープを張ってアブラムシの飛来を防ぐ。
 発生を見たら、速やかに被害株を除去して圃場には残さない。
 殺虫剤を散布してアブラムシを防除する(アブラムシの項参照)。


 注.2003年の改正農薬取締法施行に伴い、登録作物がレタス(結球するもの)と非結球レタスに分離された。

データ作成年月日:2016/1/29

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