外葉の土に接する部分の葉柄に、褐色でややへこんだ不定形の病斑ができる。後に次第に拡大して、葉柄から葉身に及び、葉先からしおれ、褐変して枯れる。一般に結球期以後の発生が多く、外葉が枯れる程度で止まるが、発生の激しい時は結球葉にも及び、球全体が腐り、黒いへん平の菌核を形成することもある。幼苗期に発生すると苗立枯れを起こす。
病原：糸状菌（かび） リゾクトニア ソラニ
病原菌は主に菌核の状態で土壌中で生存し、第一次伝染源となる。
やや低温で雨が多く、土壌湿度が高いと多く発生する。
中耕時に株に土がかかりすぎると発病が増加する。土壌から伝染することが多いので、マルチ栽培などで土のはね上がりを押さえる。結球期に薬散すると被害は少ない。
発病圃場では、フロンサイド粉剤を土壌に施用後、播種または定植する。圃場で発病した場合、バリダシン液剤５、アフェットフロアブル、リゾレックス水和剤（レタスのみ）、モンカットフロアブル40、ダコニール1000（レタス、リーフレタス、サラダ菜）などを散布する。
注．2003年の改正農薬取締法施行に伴い、登録作物がレタス（結球するもの）と非結球レタスに分離された。
データ作成年月日：2016/1/29
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病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
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写真1(HK)
▲被害株の様相
写真2(HK)
▲葉の症状
写真3(HK)
▲被害圃場の様相 |
