クモやダニの仲間。成虫・幼虫が食害する。
 薄緑色のナミハダニ(写真1)と赤色のカンザワハダニ(写真2)がいる。
 虫の体長は0.5〜1ミリでアズキのような形をしている。卵は小さな球形。




 葉裏に成虫・幼虫が寄生して汁を吸い、葉緑素が抜けるのでその部分が白くなる(写真3)(左が被害葉、右が健全葉)。
 多発すると葉が黄色くなって枯れ、ダニの吐く糸がクモの巣のように見える(写真4)
 果実に寄生すると黒い点状の傷ができる(写真5)




 畑の雑草で春から秋まで10回以上発生する。
 除草剤を散布した後に餌がなくなって虫が茎から葉に登り、被害が発生する場合が多い。
 ナス・トマト・キクなど、さまざまな野菜や花で発生する。




 カネマイトフロアブル、バロックフロアブル、スターマイトフロアブル、ダニサラバフロアブルなどを散布する。
 育苗期後半にモベントフロアブルを潅注処理する。
 ハダニ類は雑草にも多く、除草剤の散布直後に発生する場合が多い。除草剤を使わず、黒色や銀色のポリフィルムを畝や畝間に敷いて雑草を生やさないようにするとよい。


データ作成年月日:2015/1/30

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 本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。
 病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。

写真1(FI)


写真2(FI)


写真3(FI)


写真4(FI)


写真5(YK)


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